4度目のMVP受賞なら歴代単独2位 メジャーリーグの最優秀選手(MVP)の最終候補が3日(日本時間4日)に発表され、ドジ…
4度目のMVP受賞なら歴代単独2位
メジャーリーグの最優秀選手(MVP)の最終候補が3日(日本時間4日)に発表され、ドジャース・大谷翔平投手がノミネートされた。自身3年連続、通算4度目の戴冠に期待されるなか、“ライバル”のニューヨークメディアでも大谷一択との見立てのようだ。
メッツ専門ポッドキャスト番組「Why Am I a Mets Fan?」は7日(同8日)、共同司会を務めるアシュリー・ウィンスコースキーさんとサマンサ・クロッソンさんによる討論を公開した。大谷以外の候補者には56本塁打&132打点のカイル・シュワーバー外野手(フィリーズ)、2024年にメッツと15年総額7億6500万ドル(約1179億円)で契約し、今季38盗塁でタイトルを獲得し、43本塁打を放った地元のフアン・ソト外野手(メッツ)が入ったものの、ウィンスコースキーさんは「勿論、オオタニが受賞するでしょう」と笑顔を見せた。
「あまり競争とは言えないですよね。(受賞すれば)3年連続、直近5年で4度目となります。(大谷以外で)ナ・リーグで受賞できる人はもう現れないでしょう」ともうお手上げといった様子。クロッソンさんも「えげつないですね」と同調し、「今後(大谷以外)誰も受賞することができないでしょうね」と苦笑いだった。
大谷は今季自己最多となる55本塁打をマーク。OPS1.014はリーグ1位&3年連続の大台を突破し、146得点やISO.340などで“7冠”を達成した。また、6月からは投手としても復帰を果たし、計14試合に先発登板し、47イニングを投げて1勝1敗、防御率2.87、62奪三振と二刀流として躍動した。勝利貢献WAR(ファングラフス版)は打者として7.5、投手で1.9を記録し、ナ・リーグ1位となっている。
ウィンスコースキーさんは大谷の成績を紹介した上で、「ショウヘイ・オオタニが引退するまで、ナ・リーグMVPを受賞するのはかなり(険しい)道のりです」と指摘。「しかも去年は打者1本だったのに、受賞しています」と、“一刀流”でももはや敵なしだとした。クロッソンさんも「クレイジーです。勿論彼は(MVPに)値しますが、二刀流の選手として活躍していないと(大谷と)争うことはできません」と話し、事実上、MVP論争で勝つことは不可能だとしている。
手厳しいことで知られるニューヨークメディアの2人。本来はソトを少しでも推してもいい気はするが、クロッソンさんは「議論や議題に挙げることは特にありません。私たち2人とも、間違いなくオオタニがナ・リーグMVPを獲得すると思います」と結論付けた。(Full-Count編集部)