6月までは防御率1点台も…故障で22先発に メッツ・千賀滉大投手にトレードの可能性が浮上した。米スポーツ専門メディア「ジ…
6月までは防御率1点台も…故障で22先発に
メッツ・千賀滉大投手にトレードの可能性が浮上した。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のメッツ番、ウィル・サモン記者が報じた。メッツが前向きかは不透明としつつも、複数球団から関心が寄せられているという。
千賀は昨季故障でレギュラーシーズン1登板に終わったが、今季は開幕から好調を維持し、6月12日(日本時間13日)時点ではメジャートップの防御率1.47をマークしていた。この試合でも6回1死まで1安打無失点投球を続けていたが、ベースカバーに入り、一塁手アロンソからの悪送球に足を伸ばした際に負傷。離脱を余儀なくされた。
その後は一転して不振に陥り、9月上旬にマイナー降格となった。その後はメジャーに昇格することなくシーズン終了。3年目は22先発で7勝6敗、防御率3.02、113回1/3で109奪三振だった。
サモン記者は10日(同11日)にメッツのオフシーズンを展望する記事を寄稿。その中で「関係者によるとコウダイ・センガは複数球団からトレード関心を集める」と分析した。怪我をしたことや、シーズン終盤3Aで不調だったことを理由に、千賀の価値が下落していることから「ローリスク」と見なす球団が多いと言う。一方でメッツは「どの程度トレードに前向きかは不透明だ。事情に詳しい複数の関係者によると、球団はセンガを含む複数の先発投手について他球団と話し合いを行っているという」ともした。
メッツは先発ローテーションがすでに揃っているものの、後半戦は投手陣が不振。このオフは新たな補強を模索しているが、そのためには「放出」が必要となる。そんな中で、千賀を「査定することは難しい」という。実績は十分ながらも「投球フォームやメカニクスこだわりが強い」「過去2年で複数回の故障歴がある」「後半8先発では防御率6.56と不調」と理由を挙げた。
また、千賀はこのオフに完全トレード拒否条項から制限付きトレード拒否条項へと変更され、10球団へのトレードを拒否できる権利になったことも後押しする可能性もあるという。果たしてエース右腕の去就はどうなるだろうか。(Full-Count編集部)