9日、秋季東京都大会決勝戦に臨んだ帝京が8対4で関東第一を破り、16年ぶり10度目の優勝を決めた。 選抜では10年以来、…

9日、秋季東京都大会決勝戦に臨んだ帝京が8対4で関東第一を破り、16年ぶり10度目の優勝を決めた。

 選抜では10年以来、16年ぶりとなり、11年夏以来の甲子園が実現した。

 11年夏、日本ハム・松本 剛外野手など大型選手を擁して臨んだが、2回戦で八幡商戦に9回表に5点を失い、逆転負け。そして11年秋、決勝進出しながらも西武・中村 祐太投手を擁した関東第一に0対2で完封負けを喫し、甲子園出場を逃した。

 ここから長いトンネルとなった。11年秋の都大会決勝戦を含めて、甲子園がかかった夏秋の決勝戦では4連敗。

 直近では昨夏の決勝戦では5対8で関東第一に敗れ、甲子園出場を逃していた。

 この夏、大会前の取材で金田監督は

「去年の秋負けた時から『今年だよ』って選手には言っています。『ここ逃したら帝京終わるぞ』って思っています」と選手たちに発破をかけてきた。

 しかしこの夏は準々決勝で岩倉に2対6で敗れ、またしても逃した。それでもベンチ入りしていた選手たちを中心にこの悔しさを糧に秋の頂点を勝ち取った。

 明治神宮大会初戦ではいきなり山梨学院と対戦する。都大会で見せてきた泥臭い戦いを発揮できるか。