(3日、秋季近畿地区高校野球大会決勝 神戸国際大付7―6智弁学園) 智弁学園は一回表に2点を先制するも、その裏に連打や4…
(3日、秋季近畿地区高校野球大会決勝 神戸国際大付7―6智弁学園)
智弁学園は一回表に2点を先制するも、その裏に連打や4連続四死球などで6失点。一気に流れを奪われたかにみえた。
だが、主将の角谷哲人捕手(2年)は「心配はなかった」。今大会中、何度も劣勢をはね返してきたからだ。
4点を追う三回表。1死走者なしで打席に立つと右前安打で出塁。これを皮切りに打線がつながり、一気に試合を振り出しに戻した。
今大会では打率5割近くと、打撃でもチームを引っ張った。しかし、秋の奈良県大会では「自らが走者を返す打撃」を意識しすぎ、調子が上がらなかったという。
小坂将商監督からは「自分勝手だ。野球は1人でするわけじゃない」と何度も叱られた。考え方を変えようと、寮で誰よりも早く起床して清掃を行い、下級生の掃除も手伝うようになった。
この変化が「後ろにつなぐ打撃」につながり、調子を取り戻すきっかけとなった。
目標の優勝にはあと一歩、届かなかった。だが、春の甲子園出場には大きく前進した。「守備力が課題。実戦の機会はもう少ないが、甲子園で優勝するための練習をしたい」(周毅愷)
■智弁学園・小坂将商監督の談話
近畿優勝を目標にしていたので悔しいが、粘り強く決勝まで戦えたのは収穫。選手には胸を張れと伝えた。勝つためにはバントやエンドランの質が大事。がらっと変わったチームとなるように、冬は鍛えていく。