<令和7年度秋季近畿地区高等学校野球大会:神戸国際大付7-1大阪桐蔭>◇2日◇準決勝◇さとやくスタジアム 神戸国際大付(…

<令和7年度秋季近畿地区高等学校野球大会:神戸国際大付7-1大阪桐蔭>◇2日◇準決勝◇さとやくスタジアム

 神戸国際大付(兵庫1位)が大阪桐蔭(大阪1位)に快勝。9年ぶりの決勝進出を決めた。

 神戸国際大付は県大会決勝で完封したエースの秋田 依吹投手(2年)、近畿大会準々決勝の橿原学院戦でノーヒットノーランを達成した宮田 卓亜投手(2年)と力のある左腕が2人いる。だが、この日は秋田と宮田は登板せず、豊岡 速伍投手(2年)と橋本 大智(2年)の両右腕の継投で大阪桐蔭打線を1点に抑えた。

「どっちも投げっぷりが良いので、それを活かしながらやっていました」と主将の井本 康太捕手(2年)は言う。三者凡退に抑えるイニングはなかったが、粘り強い投球を続けた。

 先発の豊岡は5回まで無失点。3点リードの6回表には3連打を浴びて1点を返され、なおも無死一、二塁とピンチが続いたが、後続を断ち切り、最少失点で凌ぐ。7回から登板した橋本も豊岡が作った流れを引き継ぎ、3回を無失点に抑えた。

 一方の大阪桐蔭もここまで主戦で投げてきた川本 晴大(1年)と吉岡 貫介投手(2年)は登板せず。「3人のピッチャーを試したかった」(西谷 浩一監督)と小川 蒼介投手(2年)、小泉 凜太郎投手(2年)、小松 栄貴(2年)と今大会初登板の投手を3人起用した。

 大阪桐蔭の投手陣に対して神戸国際大付は立ち上がりから攻勢を仕掛ける。1回裏に二死一、二塁のチャンスを作ると、5番・石原 悠資郎外野手(2年)が左中間を破る2点適時二塁打を放ち、先制点を挙げた。

 身長178㎝、体重110㎏の石原悠は大柄な選手が多い神戸国際大付の中でも一際目立つ。また、昭和の大スターである石原裕次郎さんと名前の読みが全く同じであることが報道陣の間で話題になった。

 名前の由来はもちろん、石原裕次郎さん。母方の祖父が「石原といったら、『ゆうじろう』だろう」と言ったことがきっかけだった。父の大資さんから一字もらって、この名前に。「めちゃくちゃ良いです」と本人も気に入っている。

 これで勢いに乗った神戸国際大付は3回裏に一死三塁から4番・川中 鉄平内野手(2年)がスクイズを決めて1点を追加。8回裏には相手の四死球や失策に乗じて4点を奪い、試合を決定づけた。

 投打が噛み合って優勝候補を下した神戸国際大付。「今日は競って、相手が焦ってくれて、ミスをしてくれた試合。たまたまうちが勝っただけだと思います」と青木 尚龍監督は謙虚に語っていた。

 大阪桐蔭の西谷監督は「7回まで3点に抑えたので、その間に攻撃をもう少しやらないと勝てない。最後に守りのミスが出ましたので、課題がたくさん出たゲームだったと思います」とコメント。毎回のように走者を出しながらも13残塁とあと一本が出なかったことが響いた。