ゼロトルクパッティングのカテゴリーが進化を続けるなか、オデッセイは最近PGAツアーで新しいパターをお披露目した。「S2…

新しいパターが登場(提供:オデッセイ)

ゼロトルクパッティングのカテゴリーが進化を続けるなか、オデッセイは最近PGAツアーで新しいパターをお披露目した。「S2S(スクエア2スクエア)トライホット」シリーズで、選手たちがこのパッティングスタイルを敬遠する原因を取り除こうとしている。

歴史的には、重量のバランスを取るため、センターシャフトの位置取りと、シャフトを前方へ傾けることでゼロトルクのパタースタイルは作り出されてきたわけだが、これこそ多くの選手たちが切り替えを試みなかった一因となってきた。

オデッセイゴルフ製品戦略副部長のジェイコブ・デイビッドソン氏はPGATOUR.comに、「我々はツアーの選手たちに幾度となく、“ねえ、なんでゼロトルクが気に入らないのかな?”あるいは、“なぜゼロトルクに興味があるのに、気に入らないのかな?”と問いかけてきました。そして、その一番の理由はシャフトの前傾だったのです」と述べた。

「我々はゼロトルクを前進させ、更に多くの人たちがこのカテゴリーを手に取るきっかけを作ることに心を躍らせています。特にツアーではそうですが、ゼロトルクに興味はありながらも、シャフトの前傾が克服できない人は大勢いるのです」

ではオデッセイはいかにして、最新ゼロトルクシリーズにおいてシャフトの前傾を取り除いたのか? エンジニアたちは、2024年後半にリリースされたオリジナルのS2Sモデルをベースに開発を行い、各パターのヘッドの重量を分散させることで、重心位置を前方へ移動させた。トップラインの下にアルミ、スチール、140グラム以上のタングステンを混在させることで、パターの重量の80%以上をシャフトより前方に配置することができたのである。新しいゼロトルクシリーズは「ロッシー」、「#7」、「ジェイルバード」の3モデルとなっており、いずれのモデルもヘッド後部が空洞になっている。

「ソールを見ると、後部からアルミが削ぎ落とされて軽量化されているのが分かりますが、これは1000分の1インチでも(重量を)前方へ配置することが有益であることを知っていたからです。エンジニアたちが提案してきたデザインは何通りかありましたが、我々は、より前方へ、より前方へと言い続け、押し進めてきました。これはこれから市場に出る物としては、最も複雑で進化した構造を持つパターです」とデイビッドソン氏。

スクエアなストロークを促進するため重心とホーゼルを前方へ移動させたことに加え、S2Sトライホットには、オデッセイがこれまでに続き人工知能を使用して開発した新機軸のAiデュアルインサートが搭載されている。2層構造と新しい19度の溝設計を組み合わせることで、このウレタンインサートはフェース全域で安定したボールスピードを実現し、フェースの上下にかけてボールの順回転を促進する。

「我々はAIを使用して2層のウレタンを成形して組み合わせ、素材による貢献を最適化しました。外側の層は少し柔らかく、内側の層は少し硬めになっています。これに新しい溝のパッケージを加えことにより、転がりの良さが更に向上しました」とデイビッドソン氏は付け加えた。

オデッセイブランドの象徴とも言える赤と黒のデザインに回帰した新S2Sトライホットパターは、ツアーで最も使用率の高いグリップを調査した上で開発されたミッドサイズのピストルグリップを採用。ツアーのフィードバックを参考に、ストローク中のパターフェースの位置をより正確に把握できるよう、シャフトは重くて硬めの物が装着されている。また、パターのトップラインには、こちらもツアーのフィードバックを受けて設計された新しいサイトライン補助が搭載されている。

「多くの人がセンターシャフトについて持っている不満の一つは、アライメントのオプションが少ないところです。そして、我々はリサーチを通じて、大半の人は何かしらのアライメント機能がある方が、より正確に向きを揃えることができることを知っています。そこで、グリップ、シャフト、アライメントについて多くのテストを行い、かなり良い結果を得るに至りました。私たちは、これまで(ゼロトルクに)興味がなかった人々も、手に取るようになったのを目の当たりにしてきました」

(協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)