<第50回社会人野球日本選手権大会:Honda6-0ミキハウス>28日◇1回戦◇京セラドーム大阪 前回準優勝のHonda…

<第50回社会人野球日本選手権大会:Honda6-0ミキハウス>28日◇1回戦◇京セラドーム大阪

 前回準優勝のHondaがミキハウスに快勝。先日のドラフト会議でDeNAから4位指名を受けた片山 皓心投手が先発して、5回を5安打2四球4奪三振で無失点と好投した。

「三振を取っていく投球スタイルではなく、外野フライや内野ゴロを打たせてアウトを積み重ねていくタイプ」と自身の投球について語る片山。4回と5回には満塁のピンチを招いたが、要所を凌いで相手に得点を与えなかった。

 多幡 雄一監督も「彼らしいピッチングをしてくれた。我慢強くしっかり投げ切って、点をやらないことが片山の特徴だと思います」と評価。140キロ台中盤のストレートと変化球を織り交ぜた巧みな投球術で相手打線に的を絞らせなかった。

 片山は桐蔭横浜大から今月31日で27歳の誕生日を迎える入社5年目の選手。入社してから左肘の手術を2度行った苦労人である。

 事前に調査書が届いていたのは2球団。DeNAからの調査書は昨年こそ届いていたが、今年は届いていなかった。ドラフト会議当日は寮の食堂で見届けたが、過度な期待はしていなかったという。

「年齢もありますので、話題に上がってはいましたけど、『プロに行くんだ』という強い気持ちというよりは、目の前に日本選手権があったので、あくまでもそっちに意識を置いていて、『呼ばれれば良いな』くらいの気持ちでテレビを見ていました」

 DeNAは怪我から復帰した昨年から試合を視察していたそうで、「気にかけてくださった球団が指名してくれたのはすごい嬉しかった」と指名を素直に喜んだ。

 これがHondaのユニフォームを着て戦う最後の公式戦。「僕自身、去年は決勝のマウンドで初回に3ランホームラン打たれて、野球人生で一番悔しい経験をしました。それを晴らしたいと思って1年間やってきましたので、優勝して終わりたいと思います」と今大会に懸ける想いは強いものがある。次戦以降の投球にも注目だ。

 そして、もう一人紹介したいのが9回に登板した磯貝 和賢投手。1四球を与えたものの、157キロを複数回計測して無失点に抑えた。

 磯貝は中京大出身の入社2年目。昨年5月にトミー・ジョン手術をした影響もあり、これが公式戦デビューだった。

「持っているものは凄いと思っていたので、僕はもっと良くなると思っています」と片山も潜在能力の高さを認めている。これまで日の目を浴びてこなかったが、一躍来年のドラフト候補に急浮上してきそうだ。