第78回秋季関東地区高校野球大会(関東地区高校野球連盟主催)は26日、決勝があった。花咲徳栄(埼玉1位)は、山梨学院(…

 第78回秋季関東地区高校野球大会(関東地区高校野球連盟主催)は26日、決勝があった。花咲徳栄(埼玉1位)は、山梨学院(山梨1位)に5―14で負け、準優勝となった。

 【経過】花咲徳栄は序盤から失点を重ねる苦しい展開。五回に古賀、市村の内野安打で走者をため、鈴木の安打に相手の失策が絡んで、1点をかえす。七回に市村が2点本塁打、九回は代打の井門が適時三塁打、市村が犠飛と食らいつくが、終始、追う立場から抜け出せなかった。

■笑顔のない初本塁打 決勝でみえた花咲徳栄の「課題」

 決勝は、チームの強みと弱みの両方が出た。

 七回、無死一塁。花咲徳栄の市村心(2年)は低めの直球を振った。ライトへの飛球はフェンスを悠々と越え、高校の公式戦で初本塁打に。

 でも、ベンチに戻る市村の顔に笑みはない。

 走者を置き、連打や本塁打で得点を重ねる、このチームらしい攻めではあった。

 ただ、「守りが足りない」(市村)場面が、目立った。

 市村も初回、レフトからの悪送球で走者の進塁を許した。五回には、内野手の失策がからんで4失点した。

 登板のなかったエース黒川に代わる投手も失点を重ねた。「課題が見えた試合だった」と岩井隆監督は振り返った。

 主将の本田新志(2年)は、前を向く。「できるまで繰り返しやって守備から流れをつくる」。苦い敗戦を、夏の糧にする。(折井茉瑚)