23日にあったプロ野球ドラフト会議で、北海道登別市出身で、健大高崎(群馬)の石垣元気投手(18)が、2球団競合の末に千…
23日にあったプロ野球ドラフト会議で、北海道登別市出身で、健大高崎(群馬)の石垣元気投手(18)が、2球団競合の末に千葉ロッテに1位指名された。石垣投手が中学時代に所属した硬式野球チーム「洞爺湖リトルシニア」は、洞爺湖町内でドラフト会議の様子を中継映像で見守った。指名の瞬間、後輩たちやチーム関係者ら60人余りが歓声を上げ、拍手を送った。
石垣選手は、まず千葉ロッテ、その後オリックスから指名を受けた。シニアの後輩選手らはスティックバルーンやクラッカーを鳴らし、歓声を上げて大喜び。チーム出身者がドラフト指名されるのは、発足20年で初めての快挙だ。
若松敦治(のぶはる)監督(51)は最前列で中継映像に見入った。1位指名のアナウンスにほっとしたような表情。交渉権を決めるくじ引きの結果、千葉ロッテに決まった瞬間、何度もうなずきながらも笑顔を見せた。
快速球が持ち味の石垣投手は高校生ナンバーワンの高い評価を得ており、日米の球団が注目していた。
若松監督は今夏、卒団後初めて、練習会場で石垣投手と再会した。「日本(のプロ野球)で頑張って、それから大リーグの方がいいんじゃないか」「僕もそう考えています」。「でも、おまえがこんなに成長するとはみんなびっくりしてるだろ」「ええ、父や兄が一番驚いてます」。そんなやりとりがあったという。
若松監督は「ここからがスタート。頑張って早く1軍に上がり、もう一つの夢、米大リーグ挑戦に突き進んで欲しい」と、地元から全国区にはばたき、さらに世界を見据える教え子に期待を込めた。
会場では、用意されたくす玉が割られ、後輩たちが気勢を上げて祝った。今季、副将を務めた捕手の長尾烈さん(15)=伊達市立伊達中3年=は「自分のことのようにワクワクした。日本だけでなく世界を代表する選手になってほしい」と話していた。(松本英仁)
◇
そのほか道内出身の選手では、札幌市出身の藤森海斗捕手(高知・明徳義塾)が日本ハムから5位で指名されたほか、上位指名では、平川蓮外野手(国際情報―仙台大)が日本ハムと広島から1位で指名され、広島が交渉権を獲得した。平川選手は北海高の平川敦監督の息子。宮下朝陽内野手(北海―東洋大)がDeNAから3位指名された。登別市出身の秋山俊外野手(中京大)は西武3位だった。