◇アジアパシフィックアマチュアゴルフ選手権 初日(23日)◇エミレーツGC マジュリスコース(UAE)◇7289yd(パ…

◇アジアパシフィックアマチュアゴルフ選手権 初日(23日)◇エミレーツGC マジュリスコース(UAE)◇7289yd(パー72)

アジア太平洋地域のアマチュアナンバーワン決定戦が開幕した。3回目の出場となる中野麟太朗(早大)が1イーグル4バーディ、1ボギー「67」で回り、首位と1打差の5アンダー4位で滑り出した。「シーズン最大の目標」として挑んだ昨年大会(静岡県・太平洋C御殿場C)では、最終日まで優勝争いに絡みながら2打及ばず。雪辱を期す21歳がメジャー切符の獲得へ好スタートを切った。

意外な出来事で緊張がほぐれた。「朝キャディさんが来なくて、どうしたんだろうと思っていたら昨日と違う人がスタートホールにいて…」と思わぬハプニングを笑う。“急造タッグ”でスタートし、前半12番でボギーが先行したが、続く13番(パー5)でイーグルを決めた。その後は一つもスコアを落とさず、4バーディを奪ってホールアウト。「後半に入ってスコアを意識してしまって、もう少し伸ばしたかった。でも、今日はすごく楽しくプレーできたし、この4日間誰よりも楽しんで終えようと思っているので、明日からも全力で頑張りたい」と話した。

21歳の中野麟太朗が好発進を決めた(大会提供)

6月の国別対抗戦「トヨタジュニア」個人・団体戦覇者の16歳、長崎大星(勇志国際高)も6バーディ、1ボギーで同順位につけた。

21歳の小林匠(大阪学院大)が「69」で3アンダー10位。中野と同じ3回目の出場の隅内雅人(日大)は「71」で1アンダー17位。小林翔音(日大)と片野貫一朗(光英VERITAS高)が「72」イーブンパーの20位。

欠場の本大志(米アリゾナ大)に替わり出場する松山茉生(福井工大福井高)は「76」の4オーバー67位と出遅れた。

3回目の出場となるビリー・ダウリング(オーストラリア)ら3人が6アンダー首位につけた。優勝者には翌年のメジャー「マスターズ」と「全英オープン」の出場権が付与される。

<日本勢の成績>
4T/-5/中野麟太朗長崎大星
10T/-3/小林匠
17T/-1/隅内雅人
20T/0/小林翔音片野貫一朗
67T/+4/松山茉生