2013年「マスターズ」覇者のアダム・スコット(オーストラリア)が22日、千葉県の練習場ジャパンゴルフスクールでジュニ…

PGAツアー14勝のアダム・スコットがジュニア向けイベントを開催した

2013年「マスターズ」覇者のアダム・スコット(オーストラリア)が22日、千葉県の練習場ジャパンゴルフスクールでジュニア向けイベント「Future Golfers Seminar 2025 with Adam Scott」を開催した。「ベイカレントクラシック」、「日本オープン」と続いた日本での連戦の疲れも見せず、学生ゴルファーと充実の2時間を過ごした。

これが元世界1位のスイングか!

イベントにはJGAナショナルチーム所属選手ら31人のジュニアゴルファーが参加した。スコット自らクラブを握り、ショットを披露するデモンストレーションでスタート。悪天候のためバンカーやパッティングの指導はできなかったが、その分個人レッスンに時間を割いた。ジュニア一人ひとりとコミュニケーションを取り、アドバイスを送った。予定していた室内のトークセッションがなくなるほどの熱中ぶりだった。

契約するユニクロと2015年より行ってきたイベントは今年で8回目になる。「すごく興奮している。プロになるとビジネス的になって、試合でプレーして終わりになりがち。子どもたちとゴルフをして、彼らの情熱や思いに触れることで僕もインスパイアされるんだ」と喜んだ。

個人レッスンでは一人ひとりと丁寧に向き合った

初回から10年が経っても「キッズはキッズだよ(笑)」というが、同時に変化も感じている。「変わっているのは情報の点だ。子どもたちの質問も技術的なものが多くなった」。対して、ジュニアへのアドバイスでは実戦の重要性を強調する。「レンジでスイングを直すことだけでなく、コース上でどうプレーするか。大事なのはそこ」と話した。

地元オーストラリア、米国、日本とさまざまな場所を見てきたからこそ思うこともある。「オーストラリアではゴルフが身近なんだ。子どもたちが気軽にコースに来られる。日本は基本的にドライビングレンジで練習をして…という感じだと思う。子どもたちにとってゴルフがより“近く”なれば、もっと良くなるんじゃないか」と親日家らしい展望を語った。

またいつの日か

キッズゴルファーに伝えたいことがある。「プロになりたいなら、『強くなりたい』という気持ちがなにより大切になる。ほかの選手も同じように練習しているから、戦う準備ができているかどうか。プロにならなくても、ゴルフでの学びは人生においてとても良いレッスン。大切にして、生きていってほしい」と思いを込めた。

イベント終了後は休む間もなく韓国に渡り、松山英樹も出場する23日開幕の欧州ツアー「ジェネシス選手権」(ウージョンヒルズCC)に挑む。(編集部・合田拓斗)

日本のジュニアゴルフ界へ思い