来年春センバツ選考の重要参考資料となる2025年秋季近畿地区高校野球大会(奈良)は1回戦6試合が終わり、25日に1回戦の…
来年春センバツ選考の重要参考資料となる2025年秋季近畿地区高校野球大会(奈良)は1回戦6試合が終わり、25日に1回戦の残り2試合が予定されている。
ここまでの6試合で今大会に出場していた公立校、乙訓(京都)、市尼崎(兵庫)、彦根東(滋賀)、市和歌山(和歌山)の4校すべてが初戦敗退を喫した。
センバツでは第1回大会から、近畿の公立校が選考されてきた歴史があるが、1校も8強に入れなかったことで、6枠の近畿一般枠での選考は厳しいものとなった。約100年、続いてきた「近畿公立枠」という伝統が途切れるピンチを迎えた。
残る可能性は神宮枠で近畿枠が1枠増えることと、21世紀枠での選出がある。今年の明治神宮大会で近畿チャンピオンが優勝すれば、神宮枠として近畿が7枠となり、公立校にもチャンスが訪れる。また、近畿各県の21世紀枠候補から選ばれる近畿の推薦校が、来年1月の選考委員会で21世紀枠の2枠に入れる可能性はある。
近年でも2017年の選考では前年の明治神宮大会で履正社(大阪)が優勝したため、神宮枠で近畿が7枠となり、7番目で公立の高田商(奈良)が選出されたり、2015年には21世紀枠で桐蔭が選出されて「近畿公立枠」が続いてきた経緯もある。
近畿大会に出場した公立校4校はいずれも県で準優勝している。市和歌山にはプロも注目する151キロ右腕・丹羽 涼介投手(2年)がいる。乙訓、彦根東は公立校ながら、県内では常に結果を残している実力校でもある。市尼崎は兵庫県大会で東洋大姫路を破って、20年ぶりに近畿大会に出場している。
それぞれが強みを持って近畿大会に出場してきた。21世紀枠に選ばれる実績としては申し分ないが、他地区との比較となれば、話は変わるかもしれない。
果たして約100年続く伝統は守られるのか。