本記事ではnetkeibaオリジナルAIが推奨する本命候補3頭を特筆すべき過去の傾向とともにご紹介します。 今週の重…

 本記事ではnetkeibaオリジナルAIが推奨する本命候補3頭を特筆すべき過去の傾向とともにご紹介します。

 今週の重賞競走は土曜日にアルテミスS(GIII)、日曜日に菊花賞(GI)が行われます。その中から京都競馬場で行われる菊花賞を取り上げます。まずは過去の傾向から。

 過去10年の菊花賞での前走着順別成績を見ていきます。過去10年の菊花賞では前走3着以内の馬が9勝2着9回3着9回と圧倒。前走で3着以内に好走しているのは調子の良い証と言えます。菊花賞は同世代の一線級が集うレースですし、能力だけでなく近況の勢いも結果を残すためには必要な要素なのかもしれません。

 一方、前走4着以下の馬は1勝2着1回3着1回。馬券に絡んだのは21年タイトルホルダー、17年クリンチャー、16年エアスピネル。この3頭は皐月賞(GI)で4着以内に好走した実績があり、日本ダービー(GI)にも出走していた馬。さらに3頭はいずれも前走が休み明けで菊花賞トライアルに出走していたという共通点がありました。春のクラシックで結果を残した実力馬が、休み明けを叩かれて変わり身を見せたということが言えそうです。前走4着以下の馬でも春のクラシックでの実績次第では注意が必要になりそうです。

 続いては、過去10年の菊花賞での前走レース別成績です。過去10年の菊花賞で3着以内に入った30頭の内、20頭が前走で神戸新聞杯(GII)、セントライト記念(GII)のいずれかに出走していました。菊花賞は3000mの長丁場でスタミナが問われる舞台。前走で菊花賞トライアルに出走している馬が結果を残せているのは、前哨戦を使われて心肺機能が鍛えられていること要因として考えられます。

 また、菊花賞トライアルは春のクラシックで結果を残した馬も出走しますので、メンバーレベルは高くなります。前走でハイレベルなメンバーが相手となるレースを経験していれば、GIでも気後れすることなく力を出し切れるのでしょう。前走で菊花賞トライアルに出走している馬は、様々な面でプラス材料がありそうですし、それが本番で好結果に結びついている理由なのかもしれません。

 それでは早速ですが、今週の菊花賞でAIから導き出された月曜日時点での本命候補3頭をご紹介します。

◆菊花賞を制するに値する実力馬

エリキング

 デビューから3連勝で京都2歳S(GIII)を制し、クラシック候補として注目を集めていた本馬。しかし、春のクラシックでは皐月賞で11着、日本ダービーで5着と今ひとつ。ただ、皐月賞は京都2歳S後に骨折が判明したこともあり休み明けでの出走でしたし、日本ダービーでは後方から脚を使うも前残りの展開に泣かされましたし、どちらも力負けとは言い切れないものでした。

 それを証明したのが前走の神戸新聞杯。日本ダービー以来の休み明けでの出走でしたが、中団やや後ろから上がり最速の脚を使って優勝。戦前には本番を見据えた仕上がりであると陣営は話していましたが、その状態で春のクラシックで先着を許した馬相手を負かしたのは能力が高いからこそでしょう。神戸新聞杯では菊花賞を意識したレース運びも見せていましたし、最後の一冠獲得へ何の不安もなく挑めそうです。

ゲルチュタール

 今春は青葉賞(GII)で3着に入った実績はありましたが、残念ながらクラシックには出走できず。青葉賞後は2勝クラス、3勝クラスを連勝し念願のクラシックの舞台へ辿り着いた本馬。今回がGI初挑戦になりますが、近走の内容からここでも通用する能力は十分にありそうです。2走前の三田特別(2勝クラス)は早め先頭から2着に5馬身差をつけて快勝。その時の2着馬ファミリータイムはすでにオープン入りを決めている能力馬。その馬相手に圧巻の内容でしたから、相当な能力を秘めているのは言うまでもありません。

前走の日本海S(3勝クラス)も早め先頭から押し切り連勝。着差は僅かでしたがそれ以上に余裕があり完勝と言える内容。ここ2年は前走で日本海Sに使われていた馬が活躍。23年ドゥレッツァが優勝し、24年ヘデントールが2着と結果を残しているのも本馬にはプラス要素と言えます。近走から一気に相手は上がりますが、ここに入ってもヒケを取ることはないでしょうし、3連勝でのビッグタイトル制覇も十分可能ではないでしょうか。

エネルジコ

 デビューから3連勝で青葉賞を制した素質馬ですが、その後に右前の歩様に硬さが出てしまい、権利を獲得した日本ダービーは回避し春のクラシックに出走することはできませんでした。仕切り直しの一戦として出走した前走の新潟記念(GIII)は2着。勝ち切ることはできませんでしたが、初の古馬相手に連対を確保したのは評価できます。また、これまで中団から後ろに控える競馬が目立っていた本馬ですが、前走で先団を追走する形でも結果を残せたことは大収穫だったはずです。

 今回は初めて同世代の一線級が相手になりますが、まだ底を見せていないですし十分に通用する能力を感じさせます。また、鞍上にルメール騎手が予定されているのも好材料。ルメール騎手は菊花賞に9度騎乗し4勝2着2回3着1回。勝率44.4%、複勝率77.8%と驚異的な成績を残しています。先週の秋華賞(GI)を制し勢いにも乗っていますし、頼もしい鞍上を味方に待望のGI初制覇というシーンも十分にありそうです。