日本では馴染みがないが、10月16日は「ボスの日」だ。58年にアメリカ人女性のパトリシア・ベイズ・ハロスキーによって…
日本では馴染みがないが、10月16日は「ボスの日」だ。58年にアメリカ人女性のパトリシア・ベイズ・ハロスキーによって提唱され、アメリカ商工会議所に「全米ボスの日」として登録されたのが始まり。この日がハロスキーの父の誕生日であったことに由来している。上司への感謝と雇用者と被雇用者のわだかまりを解消させることを目的として制定され、アメリカではこの時期、上司に手紙やプレゼントを贈る風習があるという。そこで今回は86年以降に生まれた「○○ボス」という名前の馬の獲得賞金をランキング形式で紹介する。
5位と4位は外国産馬だ。5位にはトシザボスがランクインした。98年生まれのLost Code産駒。オープン勝ちには手が届かなかったものの、03年のエルムSで2着の実績がある。続く4位はオセアニアボスで05年生まれのRed Ransom産駒。11年に朱鷺Sを制し、12年のダービー卿CTが2着。9歳まで現役を続けた頑張り屋さんだった。
3位はダート短距離で活躍したブルドッグボスだ。12年生まれのダイワメジャー産駒。中央時代に既にオープンまで出世していたが、覚醒したのは地方・浦和に移籍してから。重賞で何度も上位争いを演じると、19年のJBCスプリントでJpnI制覇を果たした。続いて2位がアメリカンボス。01年のAJCCと中山記念など重賞4勝を挙げた95年生まれのKingmambo産駒。01年の有馬記念で2着に健闘し、馬連4万8650円の大波乱を演出したシーンを覚えているファンは多いはずだ。
そして1位がグランプリボスだ。08年生まれのサクラバクシンオー産駒。10年の朝日杯FSでGI初制覇を果たすと、11年にNHKマイルCで3歳マイル王を襲名。その後は惜しくもGIに手が届かなかったものの、12年のスワンSと13年のマイラーズCを勝つなど、まさに短距離界の「ボス」として息長く活躍した。
そして最後にもう1頭、圏外からライオンボスに触れておきたい。15年生まれのバトルプラン産駒。19年のアイビスSDを勝つなど、新潟芝1000mで圧倒的な強さを誇った「千直の王」。他のコースとの成績差が激しい、実に個性的な馬だった。