◇国内女子◇富士通レディース 事前(15日)◇東急セブンハンドレッドクラブ(千葉)◇6697yd(パー72)9月「ミヤ…

中村心はプロキャリア初の「ゼクシオ」実戦投入なるか

◇国内女子◇富士通レディース 事前(15日)◇東急セブンハンドレッドクラブ(千葉)◇6697yd(パー72)

9月「ミヤギテレビ杯」で青木瀬令奈がR&Aの登録を早め、一足早く実戦投入して話題となった“14代目”とみられる「ゼクシオ」。2年に一度、新作ゼクシオのお披露目の場として認知されている「富士通レディース」で、契約選手を中心に本格的なテストが始まっていた。

14代目「XXIO」とみられるモデル

今週いきなりの投入を示唆したのが、「アマチュア時代にゼクシオを使用していました」と言う中村心だ。現在はスリクソン「ZXi ドライバー」を使用するが、新作に「昔より見た目がカッコいい」と第一声をあげた。「なんか懐かしい感じがします。昔ゼクシオを使っていたときは据わりと振り感がとても好きでしたが、これも据わりが良くて構えやすく、振りやすさもしっかりあります」と手応えを語った。

14代目「XXIOプラス」とみられるモデル

聞き慣れていたゼクシオサウンドの変化については、「スリクソンは打音を低く調整してもらっていたので、それと比べると打音は少し高め。でも嫌いじゃないです」とコメント。2機種あるうち彼女が選んだのは「プラス」モデル。飛距離も現行モデルと遜色なく、プロキャリア初のゼクシオ実戦投入が現実味を帯びてきた。

「飛距離が5ヤード伸びました」と話す吉本ここね

ドライバーからアイアンまでをゼクシオで揃える吉本ここねは、練習ラウンドで両モデルを試打した。「データ上では5ヤードほど飛距離が伸びました。初速が出て、伸びを感じます」と好感触を示した。打感については「ともにやさしさがありますが、プラスは初速が出る分、打感もしっかりしていてスリクソンっぽさがある。やさしさを求めるならスタンダード、操作性を求めるならプラスだと思います」という。実戦投入に向け、今後試打を重ねる予定だ。

現在「ZX5 Mk II」を愛用する安田祐香は「プラス」をテスト。「初速も出て、キャリーも今使っているスリクソンとほぼ同じ。少し左に出た球でもキャリーが落ちませんでした。打音も高すぎず、ゼクシオっぽくない新しい感じがします」と機能面の進化に驚いていた。

安田彩乃は「見た目がマットでかっこいい」と高評価

雨の中で試打を行った安田彩乃は両モデルを試し、「プラス」が気に入った。「今までのゼクシオとは違う“スポーティ”な印象。前のモデルより直進性があって、アゲンストでもいい球が出ました。特にプラスはマットな見た目もカッコよくて気に入りました」と、性能とデザイン性を高く評価した。

“ゼクシオイヤー”の今季、新モデルがいよいよベールを脱ぎつつある。現段階では発売時期など詳細は明かされていないが、正式発表を待ちたい。(千葉市緑区/仮屋美遊)