チームはブルワーズに2勝。この勢いにのって一気に優勝まで突き進みたいところだ(C)Getty Images またしてもメ…

チームはブルワーズに2勝。この勢いにのって一気に優勝まで突き進みたいところだ(C)Getty Images

 またしてもメジャー史上初の快挙だ。

 現地時間10月14日、ドジャースの大谷翔平は、敵地アメリカンファミリーフィールドで行われたブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズ(NLCS)第2戦に「1番・DH」として先発出場し、7回に20打席ぶりの安打となる適時打を放つなど、5打数1安打1打点、1盗塁を記録。5-1のチーム勝利に貢献した。

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 この日は、7回一死三塁の第4打席でブルワーズの3番手左腕アーロン・アシュビーと対峙すると、カウント2-2から7球目の内角低めチェンジアップを弾き返し、貴重な右前適時打を記録。さらに、3番フレディ・フリーマンの打席では、二盗を決めた。ポストシーズンでの盗塁成功は、意外にもこれが自身初だ。

 これを受け、米データ分析会社『Stats Perform』の「OptaSTATS」に所属するグレッグ・ハーベイ氏は、自身のXを更新。「同一ポストシーズンで本塁打を放ち、盗塁を成功させ、そして先発投手として登板した選手」と書き始め、「2025年のショウヘイ・オオタニ。以上だ」と他に誰も達成していない記録を伝えている。

 また、同氏の投稿によれば、「ポストシーズン通算でもこの記録を達成した選手は、他にジェイク・アリエッタ、ベーブ・ルースだけ!」とのこと。この投稿をリポストし、米大手ブックメーカー『DraftKings』は、「まるで彼だけ別のリーグにいるようだ」と日本人スターに最大級の賛辞を贈っていた。

 打つ、投げる、走る――。 ポストシーズンでも特異な存在感を放つ大谷。今後も野球界の常識を覆すその活躍から目が離せない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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