村上に関心を示す球団は一つや二つではないだろう(C)産経新聞社 今オフ、ポスティングでのメジャー移籍が有力と目されている…

村上に関心を示す球団は一つや二つではないだろう(C)産経新聞社
今オフ、ポスティングでのメジャー移籍が有力と目されているヤクルトの村上宗隆。10月も半ばを迎え、米国内ではポストシーズンの戦いが熱を帯びる一方で、若き日本人スラッガーの移籍に関する話題も連日のように報じられている。
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今季、村上は故障での出遅れもあった中、わずか56試合で22本塁打をマーク。その長打力に対するメジャー関係者からの評価がさらに高まるシーズンとなり、すでに数多くの球団が獲得に名乗りを上げるとの予想も伝えられてきている。
だがその中で、メジャー挑戦を目指す村上と“相思相愛”と思われていた名門球団の地元メディアより、来季の戦力としての獲得を「見送るべき」と訴える声が上がっている。
「ヤンキースは次の日本人スターには手を出すべきではない」
これは、ニューヨークのスポーツ情報を発信する『EMPIRE SPORTS MEDIA』による、冬の移籍市場を見据えた反応だ。“日本人スター”とは、言うまでも無く村上を指しており、ヤンキースの獲得に待ったをかけている。
今オフの目玉でもある村上について、「日本での打撃成績は無視できないものがある」と評する一方で、「ムラカミがヤンキースのラインナップに入り込む余地は無い」と主張する。
その主な理由として、これまでの村上の守備ポジションである1塁、3塁にはいずれもレギュラークラスが定着していると同メディアは説明。今季頭角を現したベン・ライス、夏のトレード期限に移籍加入となったライアン・マクマーンがそれぞれ攻守で十分なパフォーマンスを見せており、「ヤンキースにはすでに左打ちのコーナー内野手がいる」などと指摘。さらに、「もしヤンキースにDHの枠が空いていれば、話は別だったかもしれない」と説きながら、「DHの枠も依然としてジャンカルロ・スタントンが占めている」と論じている。
その上で同メディアは、「ムラカミの才能は疑いようがなく、彼がどこでプレーするにせよ、必ずや強烈なインパクトを残すだろう」とメジャーでの活躍を見込みながらも、「しかし、ロースターのバランスと年俸管理を両立させようとする今のヤンキースにとっては、今回の日本人スターは“別の場所で輝く運命”にあると見るのが自然だ」と持論を綴っている。
村上へのニューヨークメディアによる冷静な分析が伝えられる中、ヤンキースはどのような動きを見せるのか。そして、今後も過熱するであろう、日本球界屈指の長距離砲をめぐる議論はどのような着地点に落ち着くのだろうか。間もなく、日米のストーブリーグが本格的に幕を開けようとしている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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