10月10日、韓国ソウルで行われたサッカー国際親善試合で、4日後に日本代表と戦うブラジル代表が、5−0で韓国代表を完膚…

 10月10日、韓国ソウルで行われたサッカー国際親善試合で、4日後に日本代表と戦うブラジル代表が、5−0で韓国代表を完膚なきまでに粉砕した。

 南米予選5位と不振が続いた王国ブラジルだったが、カルロ・アンチェロッティ監督の就任とともに完全復活したようだ。この日、日本の宿敵であり、“アジアの虎”である韓国を相手に、立ち上がりから試合を完全支配。雨が降る中でも優れた技術でボールをつなぎ、ゴール前では圧巻の個人技と決定力を発揮した。

 先制点は前半13分、MFブルーノ・ギマランイス(ニューカッスル)の絶妙のスルーパスに抜け出した18歳の新星FWエステバン(チェルシー)が右足でゴールに叩き込む。さらに前半41分、MFカゼミーロマンチェスター・ユナイテッド)のパスを受けたロドリゴレアル・マドリード)が鋭いフェイントから右足弾。後半にも2分にエステバン、4分にロドリゴがゴールネットを揺らすと、後半32分にはカウンターからヴィニシウス(レアル・マドリード)が圧巻のスピードで抜け出してダメ押しの5点目を奪った。

 この衝撃スコアでの結果に対して、日本人ファンも驚愕。SNS上には「これは、やべー結果だ。王国はやっぱレベチだね」「“明日は我が身”としか言いようがない」「日本は何失点で抑えられるか…」「ブラジルが強いのか韓国が弱いのか?日本戦で分かる」「韓国、ブラジルにフルボッコにされてるな。どうする日本」などのコメントが寄せられた。

■過去13戦0勝2分け11敗

 日本代表は同じ日、パラグアイ代表と2−2の引き分けを演じたが、ブラジル代表相手にどのような試合を繰り広げることができるのか。日本はブラジルに対して過去13回の対戦経験があるが、0勝2分け11敗で一度も勝利することができておらず、5得点34失点と内容でも圧倒されている。

 前回対戦は2022年6月に行われた国立競技場での親善試合で、森保監督が率いた日本代表は、ネイマールに得点を許して0−1で敗れた。あれから3年4か月、森保ジャパンが進化した証を見せるのか。それとも韓国と同じように王国に粉砕されるのか。来夏のワールドカップ本大会での「ベスト8以上」へ向けたチーム作りの中でターニングポイントにもなり得る注目の一戦は、10月14日、東京スタジアム(味の素スタジアム)で19時30分キックオフとなる。

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