<令和7年度秋季近畿地区高等学校野球滋賀県大会:滋賀学園5-1近江兄弟社(延長10回)>◇11日◇3位決定戦◇マイネット…

<令和7年度秋季近畿地区高等学校野球滋賀県大会:滋賀学園5-1近江兄弟社(延長10回)>◇11日◇3位決定戦◇マイネットスタジアム皇子山

 2年連続のセンバツ出場を目指す滋賀学園が延長10回タイブレークの激戦を制して3位を確保。3年連続の近畿大会出場を決めた。

 今春の甲子園にレギュラーとして出場していたのが好守の遊撃手である主将の藤川 倖生内野手(2年)と主砲の吉森 爽心内野手(2年)。さらに入学直後から正捕手を務める島尻 琳正捕手(1年)に今夏で台頭した左腕の土田 義貴投手(2年)と充実した戦力を誇る。

 しかし、この日は土田が本調子ではなく、無失点に抑えながらも4四球を与えて、3回で降板。打線も昨年の1年生大会で抑え込まれた近江兄弟社のエース・國友 大輝(2年)に苦戦して、序盤から重い展開となる。

 それでも「しっかり粘れる」(山口 達也監督)というのが今年の滋賀学園。4回からリリーフした伴田 蒼生投手(2年)が得意球のスライダーを軸に好投する。

 6回表には二死一、二塁から7番・藤川の左前適時打でついに先制。その後は追加点を奪うことができなかったが、伴田が粘りの投球を見せ、リードを保ったまま9回裏を迎えた。

 9回裏に二死二塁と一打勝ち越しのチャンスを作った近江兄弟社は好投を続けてきた國友に代えて、山田 紘也外野手(2年)を代打に送る。伴田は2ボール2ストライクと追い込んだが、「スライダーが甘く入ってしまった」(伴田)と同点の中前適時打を打たれ、試合は延長戦にもつれ込んだ。

 國友に代打を送った近江兄弟社は10回表から近藤 陽真(1年)をマウンドに送る。10回表の滋賀学園は3番・島尻がバント失敗、4番・吉森が一邪飛に倒れてしまったが、5番・横森 柊眞(1年)が選んで二死満塁とチャンスを拡大。「この大会で当たっている」と山口監督が評価する6番・中野 壮真(2年)に打席が回る。

 1ストライクからの2球目を捉えると打球はレフト後方へ。「あまり入ったとは思わなかったですけど、越えてくれと思いました」という打球はグングン伸び、レフトスタンドに飛び込む勝ち越しの満塁本塁打となった。

 これが決勝点となり、滋賀学園が勝利。苦しい戦いをものにして、近畿大会の出場権を手にした。

 「前は荒っぽいイメージのあった滋賀学園がしっかり粘り強く、相手にプレッシャーをかけられた。こういう勝ちというのは今後にもつながると思います」と語った山口監督。個の能力の高さと粘り強さを両立したチームで2年連続のセンバツを目指す。