西純は過去にも本塁打を記録など、打撃の貢献も注目されていた(C)産経新聞社 注目を集めていた阪神ドラフト1位右腕、西純矢…

西純は過去にも本塁打を記録など、打撃の貢献も注目されていた(C)産経新聞社

 注目を集めていた阪神ドラフト1位右腕、西純矢の野手転向が正式に決まった。来季は育成契約の見込みになると報じられている。

 2019年のドラフト1位入団、西純といえば、右の本格派として覚醒が期待され、プロ2年目には6勝をマーク、23年の日本シリーズにも登板を果たしていた。

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 今季は開幕前に右ひじの手術を受け、1、2軍とも登板なしに終わっていた。 

 元々打撃力は認められてきた。岡山・創志学園高時代に通算25本塁打を放ち、日本代表として出場したU18W杯では本塁打王にもなった実績を持つ。184センチ、98キロと恵まれた体格から放たれる豪快な打撃は22年に1本塁打も記録している。

 そんな西純の野手転向にはファンの間からも早速注目が高まっている。

 XなどSNS上では、これまでも力強い打撃を見せてきたとあって「再来年のDH制導入がいい追い風になりそう」「超人糸井さんをこえてほしい」「ポジションはどこ守るのかな?」「2年以内に1軍に!」「素材は森下級だから頑張ってほしい」「期待しかない」など、現在チームでSA(スペシャルアンバザダー)を務める、投手から野手に転向し大きく飛躍した糸井嘉男OBや、右の長距離砲、森下翔太ばりの成長を期待する声など、続々と上がっている。 

 西純にとってはプロ6年目、24歳シーズンでの大きな決断となった。投打において高い潜在能力が認められる中、どのように這い上がっていくか。今後のキャリアの歩み方も注目を集めていきそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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