フィリーズ打線を完全にねじ伏せた佐々木(C)Getty Images 爽快な投げっぷりは、傾きかけたゲームの流れを大きく…

フィリーズ打線を完全にねじ伏せた佐々木(C)Getty Images
爽快な投げっぷりは、傾きかけたゲームの流れを大きく手繰り寄せた。
現地時間10月9日、本拠地でフィリーズとの地区シリーズ第4戦で、ドジャースは2-1でサヨナラ勝ち。見事に2シーズン連続でのリーグ優勝決定シリーズへと駒を進めた。
【動画】佐々木朗希、魂の完全投球! 強打者たちをねじ伏せた空振りシーン
難敵との手に汗握る投手戦。その中で異彩を放ったのは、8回からリリーフした佐々木朗希(ドジャース)だった。
タイスコア(1-1)の緊迫の攻防が続き、1点を失えば、ゲームの流れがガラッと変わる重要な局面でマウンドに立った背番号11は冷静だった。先頭打者となった今季のナ・リーグ本塁打王であるカイル・シュワバーを98.9マイル(約159.1キロ)の速球で右飛に仕留めると、そこから平均球速99.4マイル(約160.1キロ)の4シームとガクッと落ちるスプリットだけで、フィリーズ打線を圧倒。3回(36球)を投げ、無安打、無失点、無死四球、2奪三振の“パーフェクトピッチ”を見せた。
ドジャース瓦解の糸口を模索するフィリーズ打線に付け入る隙を与えなかった佐々木。デーブ・ロバーツ監督が「今、ロウキが最大の舞台で成し遂げたことは、まだ彼の表面をなぞっているにすぎない」と絶賛した“怪物”の快投には、現地メディアも首ったけだ。ロサンゼルスの地元紙『Orange County Register』は「日本人ルーキーは、助けが必要な時に、ロサンゼルスを助けた」と絶賛。さらに次のように評した。
「ロウキ・ササキは、最悪の状態だったブルペンを強化し、ドジャースのワールドシリーズ制覇に向けた守備の穴を埋めた。どんな時も落ち着き払っているササキが加わることで、ドジャースは少なくとも残りのポストシーズンを戦うためのクローザーを確保した。これは、24年ぶりのワールドシリーズ連覇を目指すチームにとって、欠けていたピースだった」
また、ロバーツ監督による「ロウキは準備万端で、一瞬も動じていなかった。あのプレッシャーから逃げようともしなかった」という称賛を伝えた米版『Yahoo! Sports』のジャック・ベアー記者は「限られた球種で打者を欺くことができなかった4月から5月にかけて期待が崩れ去っていたササキは、完全に復活を遂げた」と強調。そして、今ポストシーズンで「守護神」の役割を担っている“望外”の躍動を称えている。
「フィリーズ打線に対してスピードが3桁に乗るようになった4シームと世界屈指の鋭さを誇るスプリットを投げ込んだササキは、粘り強く戦い、ドジャースを延長戦へと導いた。その投球は、苦しんでいた新人投手のようには見えず、かつての自分の姿を取り戻したかのようだった」
完全にブルペンの強力な武器となっている佐々木。世界一までの道のりは依然として険しいが、23歳の剛腕はドジャースにとって希望の一つとなっている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】「本当に信じられない」佐々木朗希、魂の3回完全投球! フィリーズ打線の圧倒に米記者も脱帽「『特別』と言うのも控えめな表現だ」
【関連記事】「もう無視できない」どうした大谷翔平の大不振 地区シリーズ突破の真裏で際立つ打率ゼロ割台の深刻状況「存在感を失っている」
【関連記事】地区シリーズ突破がかかる本拠地第3戦にドジャース夫人会も大集合!大谷妻、真美子さんはデニム姿で笑顔「なんと美しい女性たち」