「ロレックス・パリ・マスターズ」(10月30日~11月5日/フランス・パリ/室内ハードコート)の大会7日目、男子シングルスの決勝が行われ、第16シードのジャック・ソック(アメリカ)と予選から勝ち上がりのフィリップ・クライノビッチ(セルビア)…

「ロレックス・パリ・マスターズ」(10月30日~11月5日/フランス・パリ/室内ハードコート)の大会7日目、男子シングルスの決勝が行われ、第16シードのジャック・ソック(アメリカ)と予選から勝ち上がりのフィリップ・クライノビッチ(セルビア)が対戦。5-7、6-4、6-1でソックが勝利し、初優勝を決めた。試合時間は1時間58分。

ファイナルセットは第1ゲームからソックにブレークのチャンスが訪れた。しかし、自身のミスとクライノビッチの粘りによりブレークすることができなかった。第3ゲーム、積極的に前に出て攻めるクライノビッチだが、ミスに加えてソックが泥臭くボールを追ってクライノビッチの横を抜くショットを見せ、ソックがブレークする。

第4ゲームをキープしたソックは、続く第5ゲームでもクライノビッチを攻め立てる。クライノビッチはきわどいリターンを返すもアウトになることが多く、15-40と追い込まれる。しかし、クライノビッチも食らいつき、デュースへ持ち込む。が、3度目のデュースでソックがブレークし、クライノビッチを引き離した。

第6ゲーム、調子の出てきたソックはラブゲームでキープ。クライノビッチは集中力が切れてしまったかのようで、動きに精彩がなかった。続く第7ゲーム、デュースに持ち込んだソックは強烈なフォアハンドでアドバンテージを獲得し、最後はクライノビッチのショットがエンドラインを超え、ソックの優勝が決まった。

ソックが優勝したことにより、「ATPファイナルズ」出場権の最後の1枠も彼が取ったことになり、パブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)は出場が叶わなくなった。(テニスデイリー編集部)

※写真は初優勝し、「ATPファイナルズ」初出場も決めたソック

(Photo by Mustafa Yalcin/Anadolu Agency/Getty Images)