◇国内女子◇スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント 事前(9日)◇東名CC(静岡)◇6435yd(パー72)今季か…

ともにホステス大会で凱旋する岩井明愛(左)と岩井千怜

◇国内女子◇スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント 事前(9日)◇東名CC(静岡)◇6435yd(パー72)

今季から米国女子ツアーに主戦場を移した岩井明愛岩井千怜が、2022年から所属契約を結ぶHonda(本田技研工業株式会社)の特別協賛大会にホステスプロとして参戦する。ともに契約後から4年連続のエントリー。今週は中国開催の米ツアー「ビュイックLPGA上海」をスキップし、4月「富士フイルム・スタジオアリス」以来となる今季国内ツアー4試合目の出場を選んだ。

米国ではツアー史上初の“双子優勝”を遂げ、妹の千怜が先んじて5月「リビエラマヤオープン」を制覇。明愛もあとを追うように8月「ザ・スタンダード ポートランドクラシック」を制し、今週はそろって米ツアー初優勝からホステス大会で凱旋する。

妹・千怜は大会初の上位フィニッシュを決めたい

今季国内ツアーにおいて、姉妹の立場は異なるもののターゲットは明確だ。妹の千怜は3月の開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」を制したことで、すでに来季のシード権を確保。明愛とともに出場を表明した2週後の「マスターズGCレディース」(兵庫・マスターズGC)を含め「勝つことです」と即答した。

一方の明愛は、年間ポイントレース(メルセデスランキング)78位と来季シード(50位以内)の圏外にいる。現状のままでは2022年から継続する単年シードを失う立場だが、「残りの日本の試合で、やっぱり勝ちたい」という目標に届けば一気に解消。「今週は特にホステスなので、テレビによく映る位置で回りたいですね」と意気込んだ。

姉・明愛は2023年の10位が大会最高位

今大会にはアマチュア時を含めて明愛は3回、千怜は5回出場し、トップ10に入ったのは明愛が10位(2023年)に入った1回のみ。決して好相性とはいえないコースではあるが、「日本のファンの前で戦えることが楽しみ」(千怜)という思いを力に変えて国内ツアーも盛り上げたい。(静岡県裾野市/塚田達也)