名牝アーモンドアイの初仔となるアロンズロッド(牡3、美浦・国枝栄厩舎)が、日曜東京8Rの3歳上1勝クラス(芝2400…

 名牝アーモンドアイの初仔となるアロンズロッド(牡3、美浦・国枝栄厩舎)が、日曜東京8Rの3歳上1勝クラス(芝2400m)で待望の復帰戦を迎える。

 アロンズロッドは父エピファネイア、母アーモンドアイ、母の父ロードカナロアの血統。母は18年に牝馬三冠を制するなど、日本馬として初めて芝のGIを9勝した歴史的名牝。18年と20年にはJRA賞の年度代表馬に輝き、23年には顕彰馬に選出された。また、祖母のフサイチパンドラは06年のエリザベス女王杯の覇者。遡れば5代母は名繁殖牝馬のベストインショー(Best in Show)で、近親にはエルグランセニョール(El Gran Senor)やラグズトゥリッチズ(Rags to Riches)などの名馬が並ぶ。

 ここまで4戦1勝。24年10月のデビューから4着、2着、3着。全てのレースで1番人気に推されながら、ひと押しを欠くレースが続いた。4戦目となった前走の未勝利でようやく初勝利を手にしたものの、喜びも束の間、骨折が判明したので休養へ。そのために今回は当時以来、約8カ月ぶりの実戦となる。昇級戦で初の古馬相手となるので楽ではないが、血統のポテンシャルは一枚も二枚も上。母の主戦を務めたC.ルメール騎手とのコンビ継続も心強く、何とか通過点にしてほしい。