大リーグのポストシーズン(PS)は8日、ナショナル・リーグ地区シリーズ(S、5回戦制)の第3戦があり、勝てば地区S突破…

 大リーグのポストシーズン(PS)は8日、ナショナル・リーグ地区シリーズ(S、5回戦制)の第3戦があり、勝てば地区S突破が決まったドジャースは、本拠でフィリーズに2―8で敗れた。

 対戦成績はドジャースの2勝1敗になった。山本由伸が先発し、五回途中6安打3失点で負け投手になった。大谷翔平は「1番・指名打者」で5打数無安打。

 カブスは本拠でブルワーズに4―3で勝ち、1勝2敗に。鈴木誠也は「4番・右翼」で4打数1安打だった。

 アメリカン・リーグは第4戦があり、ブルージェイズがヤンキースを破って3勝1敗とし、リーグ優勝決定S進出を決めた。タイガースはマリナーズを下して対戦成績を2勝2敗とした。

 眠ったままにしておきたかった主軸を起こしてしまった。

 ドジャースが1点リードの四回。先発の山本は、フィリーズのシュワバーを先頭で迎えた。

 第2戦まで7打数無安打5三振の2番打者に対し、外角中心に組み立てようとした。だが、2ボールに。3球目だ。ストライクを取りにいった速球を右翼席の最上段まで飛ばされた。

 「打った瞬間、ホームランと確信した。ベンチの仲間とハイタッチし合えて最高の瞬間だった」とシュワバー。このシリーズで存在感が無かった本塁打王の特大アーチで、フィリーズは一気に乗った。なおも安打や犠飛を重ね、この回一挙3得点して形勢が逆転した。

 ドジャースは八回にも、左腕カーショーがシュワバーにダメ押し2ランを浴びた。地元球団の地区S突破を見届けたかったロサンゼルスのファンは、敗色濃厚な展開を見かねて続々と帰途についた。

 チームはレギュラーシーズン中だった9月23日以来となる10試合ぶりの黒星を喫した。

 一方、ドジャースの大黒柱・大谷の眠りは深い。

 九回2死一、三塁で、救援した左腕投手の初球をあっさりと打ち上げ、右飛で最後の打者になった。

 大谷は、レッズとのワイルドカードS初戦で2本塁打するなどPSの滑り出しは上々だったが、地区Sに入って3試合で14打数1安打7三振。この日も5打数無安打と見せ場がなかった。

 左打ちの大谷が徹底的に左投手をぶつけられていることがその一因であると認めつつ、ロバーツ監督は手厳しい。

 「見ての通りだ。ボール球に手を出して、相手の失投を仕留めるチャンスを作れていない。球の見極めが、あるべき水準にない」

 第4戦のフィリーズの先発投手は左腕サンチェスとなっている。(ロサンゼルス=安藤仙一朗)