日本馬の凱旋門賞制覇は今年もお預けとなった(C)Getty Images 競馬の第104回凱旋門賞(G1・芝2400メー…

日本馬の凱旋門賞制覇は今年もお預けとなった(C)Getty Images

 競馬の第104回凱旋門賞(G1・芝2400メートル)が現地時間10月5日にパリロンシャン競馬場で行われ、地元フランスの3歳牡馬のダリスが制し、G1初制覇を飾った。3頭が出走した日本馬は、ビザンチンドリームの5着が最高。今年の日本ダービー馬のクロワデュノールは14着、アロヒアリイは16着の大敗に終わった。

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 英競馬専門紙『Racing Post』は、日本馬に焦点を当てた記事を掲載。タイトルは「凱旋門賞での日本の夢は再び打ち砕かれたが、ビザンチンドリームは『このレベルでやれることを証明した』」だ。

 日本馬3頭は、いずれも前哨戦に勝利。これは「史上初めて」のことだったが、同紙には「またしても不運に見舞われ、ヨーロッパ最高のレースをものにすることの難しさを痛感させられた」とつづられている。ビザンチンドリーム、クロワデュノールともに抽選の結果、外枠からの発走が決まった。

 2頭は異なるレース展開だった。ビザンチンドリームはスタートをやや遅らせ、終始内側のコースを選択し、脚を溜めた。一方のクロワデュノールは好スタートから、積極的に集団を引っ張った。

 ただ、クロワデュノールにとって理想的な形ではなく、最後の直線では失速。同紙では、北村友一騎手の「スタートから、内側はずっと馬群が固まっていて、中に入る方法がありませんでした。先頭に出た時でさえ、彼は極度のストレス状態のままでした」と無念さをにじませる談話を紹介した。

 ビザンチンドリームは直線に入っても内から進出し、末脚を繰り出して「脅威を与えた」。しかし、最後の1ハロンで他馬と同じ脚色となり、5着に敗れた。それでも、陣営は一定の手応えを感じているようで、管理する坂口智康調教師は、取材に対してこう答えている。

「本当に良く走ってくれました。彼はG1レベルでやれること、これらのトップレースで挑戦するのに十分な力があることを証明してくれました。彼のパフォーマンスには感激しています」

 今年に入って、海外G2を2勝。国内G1の天皇賞(春)でも2着に入った。充実期を迎える栗毛の4歳牡馬にとって、今後への期待が膨らむ力走だった。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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