1年前の高校球児がすっかり勝負師の顔付きに――。宮崎商から昨年、育成ドラフト1位の指名を受けてプロ野球中日ドラゴンズに…
1年前の高校球児がすっかり勝負師の顔付きに――。宮崎商から昨年、育成ドラフト1位の指名を受けてプロ野球中日ドラゴンズに入団した中村奈一輝(ないき)選手が4日、ひなたサンマリンスタジアム宮崎(宮崎市)であったファーム日本一決定戦に出場した。1球1球に選手としての将来がかかる世界で、たくましく成長した姿を見せた。
この日は九回裏から三塁手として出場した。昨夏の高校野球宮崎大会で宮崎商の中心選手として活躍し、甲子園出場も決めた勝手知ったる球場。しかも16点をリードしていたが、中村選手の顔には緊張が浮かんでいた。
「打球が来たとき、その1球をきちんと処理できなかったら、首脳陣からの評価を下げることになります」。3年を経て支配下登録選手になれなければ自由契約になる。育成選手の厳しい立場を自覚し、もらったチャンスに全力を尽くすという思いが表情を険しくさせた。