【明治安田J1リーグ 第33節 湘南ベルマーレvs東京ヴェルディ 2025年10月3日(金)18:03キックオフ】 撮影…
【明治安田J1リーグ 第33節 湘南ベルマーレvs東京ヴェルディ 2025年10月3日(金)18:03キックオフ】 撮影/原壮史(Sony α-1使用)
■「残留」への思惑が交差する試合
16試合、勝利がないうえに6連敗。勝ち点25で19位。そんな湘南ベルマーレは、前節18位の横浜FCとの直接対決に敗れ、残留圏までの勝ち点差が6になった。
残り試合数は、この日の東京ヴェルディ戦も含めて6。残り試合数は、くつがえすことができる勝ち点差の目安にされることが多く、厳しい状況に追い込まれた。
一方、ボーダーラインの勝ち点31から5つ離れた勝ち点36のヴェルディは、ここで勝ち点を得ることができれば、残留に大きく近づくという状況。
残留への思惑が交差する試合は、互いにリスクを抑え、大きな動きの気配がないまま、進行することに。
湘南はボールを持つものの、人数をかける勝負はせず、ヴェルディの深澤大輝と齋藤功佑が要所での突破を許さなかったこともあり、シュートまで進むことができない。
ヴェルディも前線にボールが進まず、互いに枠内シュートが1本もないまま、残留争い真っただ中のチーム同士の対決らしい、じんわりとした展開で45分を消化した。
■最後まで「ゴール」を目指すも…
後半に入ると、湘南が積極さを増す。52分にはゼ・ヒカルドが枠内へミドルシュートを放ち、試合が動く気配が漂い始めた。
しかし、ネットを揺らしたのはヴェルディ。深い位置へのロングボールを染野唯月が収めると、一気にエリア内に人数をかけ、クロスのこぼれ球をペナルティスポット近くの森田晃樹がシュート。
これはGKの真田幸太が見事なブロックで防いだものの、ヴェルディはそのこぼれ球も拾い、松橋優安が右から浮き球を入れると、最後は染野のヘディングシュート。
カバーに入っていた舘幸希が頭に当てたものの、ボールはゴールに吸い込まれた。
攻めるしかない湘南は、強引な前進を増やす。ボールはゴールに近づいたが、ヴェルディの粘り強い対応を上回ることができないまま、残り時間がどんどん減っていった。
湘南の選手たちの意志は強かったものの、終盤になるにつれ、焦りや思うようにならないフラストレーションがそれを空転させてゆく。
キャプテンの鈴木章斗を筆頭に、その歯痒さを押し殺しながら最後までゴールを目指したが、0-1のままタイムアップの笛が響いた。
運命の6ポインターを制したヴェルディは、これがJ1通算250勝。城福浩監督は「300勝、400勝と重ねていくためには、とにかくこの舞台にいなければならない」と、J1という舞台にいることの大事さを強調し、安堵しつつも残留へ向けた集中を保った。
湘南は7連敗で17戦未勝利。それでもサポーターはブーイングや罵声ではなく、「やるしかないんだ」「ビビらずゴールを目指してほしい」「もっと戦おう」と、意地を見せることを求める声を飛ばし、奮起を促した。
■試合結果
湘南ベルマーレ 0-1 東京ヴェルディ
■得点
55分 染野唯月(ヴェルディ)