<第79回国民スポーツ大会:山梨学院3-1高川学園>◇2日◇決勝◇マイネットスタジアム皇子山 山梨学院が高川学園を下し、…
<第79回国民スポーツ大会:山梨学院3-1高川学園>◇2日◇決勝◇マイネットスタジアム皇子山
山梨学院が高川学園を下し、県勢初の国スポ優勝。1対1の同点で迎えた5回裏に主将の3番・梅村 団内野手(3年)と5番・萬場 翔太内野手(3年)のソロ本塁打で2点を勝ち越し、これが決勝点となった。
試合を決めたのは主将のバットだった。4回裏に無死満塁のチャンスを逃した後、この回の先頭打者として打席に立ったのが梅村。「攻撃の流れがあまり良くない中で、檜垣(瑠輝斗・2年)が粘り強い投球をしてくれたので、『3年生がいくぞ』と打席に入りました」と1ボールからのストレートを振り抜き、打球はレフトスタンドに吸い込まれた。
打った直後に本塁打を確信。ダイヤモンドを一周した後、「やったー!」と声を上げながら仲間のいるベンチに戻った。
「競っていた場面だったので、そこでチームの勝利に貢献できるんじゃないかと思うような一打を打てたことが一番の気持ちでした」と喜びを爆発させたことについて語った梅村。結果的にこれが高校野球生活最後の打席となった。
「シナリオ的には梅村という歴代最高のキャプテンが勝ち越し打を打って、終われるというのは、彼がキャプテンで間違いなかったなと改めて試合でも証明できた一打だったと思います」と笑顔を見せた吉田 洸二監督。3年生にとって最後の公式戦でこれ以上ない結末を迎えることができた。
「本当に色んなことがありましたが、多くの良い仲間に支えられて、とても素晴らしい指導者の方々に支えられて、人生の中でもこんなに濃い3年間はないんじゃないかと思うぐらいの充実した生活ができました」と山梨学院での高校野球生活を振り返った梅村。今後は大学で野球を続け、「プロ野球選手を目指して頑張りたい」と新たな目標に向かって突き進む。
後輩たちは県大会で優勝。来春の甲子園を懸けた関東大会の出場を決めている。「良い形で渡せたのではないかなと思うので、なんとか選抜高等学校野球大会の出場を決めてもらって、関東の頂点を狙えるような準備をして臨んでほしいと思います」と後輩に向けてエールを送った。
現地に来られなかった1、2年生も先輩の雄姿を画面越しで観ていたことだろう。3季連続の甲子園出場に向けて、これ以上ない刺激をもらったはずだ。