◇国内女子メジャー第3戦◇日本女子オープン 事前(1日)◇チェリーヒルズGC(兵庫)◇6616yd(パー72)過去57…
◇国内女子メジャー第3戦◇日本女子オープン 事前(1日)◇チェリーヒルズGC(兵庫)◇6616yd(パー72)
過去57回のナショナルオープンにあって、優勝スコアの最多アンダーパーは茨城・我孫子GC開催の2017年大会で畑岡奈紗がマークした通算20アンダーだ。今年はそれを上回る新記録が生まれる可能性がある。
ベテランの青木瀬令奈は「前回よりバンカーが増えていて、インはティショットで池のプレッシャーがかかるところがある」と言いつつ、全体的な印象は「イーブンパーでナイスプレーみたいな、ヒーヒー言う展開ではないかも」と話した。
青木が言う「前回」とは、同じチェリーヒルズGC開催だった2019年「日本女子プロ選手権」。畑岡が後続に8打差をつけてぶっちぎったとはいえ、優勝スコアは通算18アンダー。8アンダー4位だった青木を含め、当時を知る選手、キャディの多くは「今年の方がフェアウェイは広く、ラフも短い」という。総ヤーデージは当時の6425ydから6616ydと200yd近く長くはなっている。それでも「個人的には4日間、60台を続けたい。上位争いにはそれぐらいが必要だと思う。優勝スコアは20アンダーを超すぐらいっていう声も聞きました」と話した。
またコース側の努力の賜物か、芝はフェアウェイもグリーンも今年の猛暑後と思えぬほど状態がいいという声がある一方、グリーンのソフトさを指摘する選手も多い。つまり、ピンポジション次第ではあるが、スコアが出やすい要因はそろっているわけだ。
前週ツアー初優勝を飾り、メルセデスランキング3位に浮上した菅楓華は「グリーンがやわらかくて止まるので、ビッグスコアが出るイメージ。一日5アンダーずつを目指したい」。3週前「日本女子プロ選手権」での初優勝に続き、同一年日本タイトル2冠がかかる金澤志奈は「距離の長いホールが数ホールある。アップダウンのきついところもある。そのへんが難しいけど」と前置きしながら「一日4アンダーずつ」と目安を挙げた。
日本女子オープンは“日本で一番難しい大会”のイメージが定着してきた。しかし、もうそんな時代ではないようだ。この日、日本ゴルフ協会(JGA)の会見に出席した戸張捷ゼネラルプロデューサーは「昔はフェアウェイを10yd幅でうねらせたりね」と苦笑いし、山中博史オープン事業本部長も「優勝スコアを無理やりイーブンに近づけたりしたこともありました」と話す。
大会サイドは18ホール中、8ホールで2つのティイングエリアを使い、スコアや天候状況などを見ながら使い分ける予定。また、傾斜の影響を強く受けるエリアにピンを切る可能性もある。山中氏は「ナショナルオープンらしく、心技体のそろった選手が14本のクラブを使ってほしい。その結果、優勝が15アンダーでも、12アンダーでもかまいません」。選手のイメージと大会サイドの思惑次第だが、通算21アンダー以上が生まれる可能性は十分ありそうだ。(兵庫県三木市/加藤裕一)
<直近10年の大会優勝者とスコア> ※はアマチュア
2015年/-2/チョン・インジ/片山津GC白山C(石川)
2016年/-4/※畑岡奈紗/烏山城CC二の丸・三の丸C(栃木)
2017年/-20/畑岡奈紗/我孫子GC(千葉)
2018年/-15/ユ・ソヨン/千葉CC野田C(千葉)
2019年/-18/畑岡奈紗/白山ヴィレッジCCクイーンC(三重)
2020年/-16/原英莉花/ザ・クラシックGC(福岡)
2021年/-14/勝みなみ/烏山城CC(栃木)
2022年/-3/勝みなみ/紫CCすみれC(千葉)
2023年/-15/原英莉花/芦原GC海C(福井)
2024年/-10/竹田麗央/大利根CC西C(茨城)