元厩務員の経歴を持つ敏腕記者・スポーツニッポン田井秀一氏が29日、netkeibaTV『前走から一変！ 好調馬体チョ…

　元厩務員の経歴を持つ敏腕記者・スポーツニッポン田井秀一氏が29日、netkeibaTV『前走から一変！ 好調馬体チョイス』に出演。5日(日)に東京競馬場で行われる毎日王冠(3歳上・GII・芝1800m)出走馬の中から、馬体・状態が大きく変わってきた好走期待馬について解説した。

　田井氏は重賞3勝のレーベンスティール(牡5、美浦・田中博康厩舎)を真っ先にピックアップし、「馬体の迫力なら一番」と太鼓判。「母父トウカイテイオーさながらの小顔もあいまって、470kgとは思えないほどに大きく見せる」と語った。そのうえで、「大箱コース向きの胴長、脚長の体形、小回りが利くタイプではない」とし、「ワンターンの東京芝1800mはベストパフォーマンスを発揮できる舞台といえる」と解説した。

　スピード能力についても、「お椀のように膨らんでいる上腕三頭筋、パンパンに張っている臀部の筋肉群から、搭載されたエンジンの排気量で後れを取ることは考えられない」と絶賛した。AJCCで騎乗したC.ルメール騎手が距離短縮を進言し、しらさぎSで手綱をとった川田将雅騎手が「1600mは合っていると思う」とコメントした点にも触れ、「やはりスピードの絶対値は相当に高い」と田井氏。「栗東トレセンに滞在して調整した前走は、追い切りの動きがやや物足りなく映ったが、今回は1週前追い切りが秀逸だった」と述べ、「納得の筋肉の張り、毛づやの輝きをしているから、能力全開が可能なデキ。舞台適性、状態ともに絶好で、買い逃す手はない」と期待をかけた。