秋季東北地区高校野球山形県大会の決勝と3位決定戦が28日、中山町のヤマリョースタジアム山形であった。決勝は、日大山形が…
秋季東北地区高校野球山形県大会の決勝と3位決定戦が28日、中山町のヤマリョースタジアム山形であった。決勝は、日大山形が7―0で東海大山形に完勝し、5年ぶり16回目の優勝を決めた。3位決定戦は、鶴岡東が8―1の七回コールドで山形中央を下した。上位3校は10月9日から岩手県で開かれる東北地区大会に出場する。(渡部耕平)
(秋季高校野球東北地区山形県大会 決勝 日大山形7-0東海大山形)
日大山形の鈴木輝人(こうと)選手(2年)が、ここ一番の場面で勝負強さを披露した。
決勝の東海大山形戦の五回、1死満塁で代打を任された。「大事な場面を託されたからには、1発で仕留めてヒーローになる」
狙っていた直球をライトの頭上に運び、走者一掃の三塁打に。スコアを5―0として、流れを一気に引き寄せた。
鋭いスイングが持ち味で、球威に負けない自信がある。「ボールの下半分を打ち抜いて、遠くに飛ばします」
この夏までは投手だったが、打力を買われ、新チームで外野手に転向した。マウンドへの未練は残ったものの、気持ちを切り替えて練習に励み、見事に強打者ぶりを発揮した。
「これからも、チームのために全力でいきます」。名前の通り、輝ける存在となった。
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山形県高校野球連盟は28日、この夏までの大会で活躍が光った選手をたたえる奨励賞として、日大山形の小林永和(とわ)投手(3年)に優秀投手賞を、鶴岡東の松下哉大(かなた)選手(3年)に優秀野手賞を贈り、表彰した。
小林投手はエースとしてチームを引っ張り、夏の山形大会優勝の立役者となった。伸びのある直球と切れのある変化球を武器に、夏の甲子園でも好投した。
松下選手は勝負強い打撃で各大会の打率が4割を超え、春の県大会優勝や夏の山形大会準優勝に貢献した。
2人とも大学で野球を続けるという。小林投手は「高校野球で学んだことを生かしたい」。松下選手は「受賞に自信を持って頑張りたい」と喜びを語っていた。