<令和7年度秋季静岡県大会:常葉大菊川8―0桐陽(7回コールドゲーム)>◇27日◇準々決勝戦◇草薙球場 秋季静岡県大会の…

<令和7年度秋季静岡県大会:常葉大菊川8―0桐陽(7回コールドゲーム)>◇27日◇準々決勝戦◇草薙球場

 秋季静岡県大会の準々決勝。草薙球場で行われた第1試合は昨秋と今春の準々決勝と同じ対戦となった。

 昨秋はその試合を制した常葉大菊川が優勝している。さらに東海地区大会でも勝ち上がり、センバツ出場も果たしている。石岡 諒哉監督は、「新チームがスタートした時は、メンバーもほとんど入れ替わったし、このチームは時間がかかると思った」と言うが、この秋も順調に勝ち上がってきている。3回戦では静岡にコールド勝ちするなどして、盤石と言ってもいい形である。夏は、ベスト8を前に東海大静岡翔洋に敗れただけに、この大会はしっかり勝ち上がりたいところだ。

 桐陽は、1992年夏に甲子園出場を果たしているが、その後は取り立てて上位進出を果たしているということはなかった。しかし、このところは上位に食い込んできており、昨秋の準々決勝で敗れている常葉大菊川に春はリベンジを果たし、その勢いで決勝まで進出。東海地区大会にも出場を果たした。そして夏の選手権もベスト8に進出した。この秋は一次予選を順調に勝ち上がり、県大会でも袋井、浜松城北工に快勝してのベスト8となっている。

 先制点がどういう形でどちらに入るか注目されたが、常葉大菊川が3回2死から3連打で2点を奪い主導権を奪う。2番に入っている佐藤 大介投手(2年)は、打者としても2安打しており、塁に出ると2盗塁も決めた。

 常葉大菊川は5回には6安打2四死球3盗塁の打者11人で6点を奪うビッグイニングを作って一気に試合を決めた。桐陽としては、袴田 大駕投手(2年)が踏ん張ったが、栗田 陽仁捕手(2年)が肩を痛め送球がままならず、多くの盗塁を許してしまった。かといって、チームで一番信頼できる打者でもあり、打順としても3番に入っているので、新井 晶登監督としてもなかなか外すわけにはいかないということでもあった。

 常葉大菊川は大量リードで余裕もできて、先発佐藤投手は5回で降り、同じ左の井口 陽向投手(2年)と20番をつけた野﨑 立真投手(2年)が各1イニングずつ投げたが、しっかり3人ずつで抑えた。常葉大菊川はこれで、大会後半になって2試合連続コールドゲームで完封勝利。チーム力としては着実に上がってきていると感じさせる勢いだ。

 それでも石岡監督は、「勝っているということで‟よし”とはしていますが、細かいところで言えば次の塁を狙う走塁などで課題はありました。それでも、試合としては早い段階で先制できたので、いい感じの運びだったとは思う」と振り返っていた。

 桐陽の新井監督は、「力がなかったですね。その差を見せつけられました。1年生が多いチームになったので経験値も少ないですから、こうした負けの中から、何かを掴んで欲しいですね。一冬かけて、やり直しです」と、来春以降へ向けての再建を目指していく意識示していた。