<令和7年度 秋季埼玉県高等学校野球大会:坂戸4-2山村学園>◇27日◇2回戦◇県営大宮球場 レジスタ大宮球場の第2試合…
<令和7年度 秋季埼玉県高等学校野球大会:坂戸4-2山村学園>◇27日◇2回戦◇県営大宮球場
レジスタ大宮球場の第2試合は、今夏4強の山村学園vs旧チームのスタメン半数が残る坂戸という西部地区同士の一戦。この対決は昨秋ベスト8でも行われ4対3、先月の新人戦でも激突し6対4と共に山村学園が勝利しているが、必ずもつれるカードでもある。坂戸はリベンジなるか。
先発は坂戸が新人戦同様に1年生エース岡本 雄大。一方の山村学園は1年生左腕・上田 奏輔が登板し試合が始まる。
岡本はボールを動かし制球も良い。上田も縦の変化球をうまく使い打者を封じる。共に1年生ながら実践的な投手だ。
序盤はその両投手が共に持ち味を十分に発揮し静かな立ち上がりとなる。
試合が動いたのは4回であった。
坂戸・岡本は3回まで山村学園打線をパーフェクトに抑えていたが、2巡目を迎えた所で捉えられる。
4回表、1死から斉藤 永大(1年)に四球を与えると、2死後2盗を許す。ここで4番・田辺 輝心翔(2年)、5番・中林 勇希(2年)に連続適時打を浴び2点を失う。
だが、坂戸打線もその裏、この回からマウンドに上がったMAX145キロ右腕の2番手・濱本 悠希(2年)に襲いかかる。
1死から3番・菊田 隆真(2年)が右前打で出塁すると、続く白田 琉(2年)も四球を選び1死一、二塁とする。ここで5番・岡本が「外の直球です。最近調子が良くて、結果球は速かったんですが、うまく右方向へ弾き返すことができた」と、右翼線へ適時二塁打を放つと、続く本多律希(2年)も左翼へ2点適時二塁打を放ち逆転に成功する。
これで流れを掴んだ坂戸は、5回にも山村学園のエース左腕・亀田 優次郎(2年)に対し、1死から横田 和翼(1年)が右前打を放ち出塁すると、2死後、白田のファーストゴロがイレギュラーし(記録は二塁打)ラッキーな形で1点を追加する。
投げては先発・岡本が「今日は調子が良くて山村学園相手でも思い切って勝負できた。前回の新人戦では少し恐れからかわそうとして勝負できてなくて悔しかった。なので今回は気持ちの面で向かって行って、バックを信じて投げることができた」と、5回以降立ち直り、7回4安打2失点の好投を見せると、8回以降は右サイドの内藤 嵩真(1年)が冷静な投球で無失点に抑える。
結局、10安打を放った坂戸がBシード・山村学園を5安打に抑え、逆転で初戦を突破した。
宮川監督は坂戸に赴任してから7度目の挑戦で対山村学園戦初勝利。喜びもひとしおであろう。「岡本、内藤がよく投げた。今日の打線は出来過ぎ。ただこの時期アベレージ140キロ以上は厳しいけど、アベレージ135kmキロであれば打てる。振り込みもさせたし旧チームのメンバーも残っているから。上田の先発も過ったけど、あくまで今回はシンプルに速い球を打つことに徹した。あとはバスター。バントミスなど細かいミスは出たけど満点のゲームです」と、自信を覗かせ戦い抜いた選手達へ賛辞を送る。
いずれにせよ、坂戸はこのブロックの最大の敵を破り、秋3年連続ベスト8進出や21世紀枠への道が開けた形だ。新チーム結成時から好調の県浦和や秀明英光など難敵が待ち構えているが、この勢いを活かしたい所であろう。
果たして坂戸は旋風を起こすことはできるか。今後に注目したい。