北照が9回サヨナラ5―4で粘る倶知安を下し、5年連続の秋季北海道大会出場へあと1勝とした。 北照は2回表に失策がらみで1…
北照が9回サヨナラ5―4で粘る倶知安を下し、5年連続の秋季北海道大会出場へあと1勝とした。
北照は2回表に失策がらみで1点の先制を許すも、3回裏に手代森輝斗中堅手(2年)が、自身公式戦初本塁打となる左越え2ランを放つなどして逆転。4回表に同点とされ、続く5回表に1点を勝ち越されたが、その裏に追いつき、後半戦に突入した。
先発で背番号1の右腕・尹悠人投手、制球力で勝負する右腕・島田爽介投手の後を受け、7回途中から登板した北照の最速149キロ右腕・中谷 嘉希投手(いずれも2年)は、3四死球とやや制球を乱しながらも、要所では力のある速球で空振りを奪い、倶知安打線を無安打に封じた。9回表は先頭打者を四球で塁に出したが、後続を3者連続三振に仕留め、スタンドに駆けつけたプロスカウトにアピールした。
4−4の同点のまま迎えた9回裏は、北照の先頭で9番打者の岩城輝雅二塁手(1年)が、この日4安打目となる左前安打で出塁。2死一・二塁から4番の長谷川世和一塁手(2年)が変化球で体勢を崩されながらも左中間に技ありのサヨナラ安打を放ち、試合を決めた。上林弘樹監督は「ここがこの秋の最初の山場。苦しい試合をよく勝ち切ってくれた」と、接戦をものにしたナインを称賛した。
3回に一時勝ち越しの2ランを左翼スタンドに運んだ手代森中堅手は、同じ北照で主将を務めた琉輝外野手(駒大1年)の弟。今大会前に自身の打撃フォームの動画を兄に送ると、「胸郭が使えていない」と、返信が届いたという。兄のアドバイスに従い、即座にスイングを修正して大会に臨んだことが、この日の結果につながった。
兄は大学1年生で早くも東都1部の駒大でベンチ入りし、試合出場もあるが、北照時代はドラフト5位で中日に入団した左腕・高橋幸佑投手らを擁したチームながら、センバツも夏も甲子園に届かなかった。手代森は「兄を追って北照に来ましたが、長打力は兄に負けません。まずはセンバツです」と、力強く言い放った。
北照は28日、小樽支部秋季北海道大会代表決定戦で、4―0で小樽桜陽を下して勝ち上がった小樽双葉と対戦する。