(27日、J1 町田1―0岡山) 両チーム無得点で迎えた後半追加時間、町田のFW呉世勲がエリア内で折り返すと、DF昌子…
(27日、J1 町田1―0岡山)
両チーム無得点で迎えた後半追加時間、町田のFW呉世勲がエリア内で折り返すと、DF昌子源が頭で合わせた。「ボールが来ると信じて走り込んだ」。主将の土壇場のゴールが、チームに5試合ぶりの白星をもたらした。
効いたのは得点の前のプレーだ。左サイドからFW相馬勇紀がクロスを上げ、右サイドのDF望月ヘンリー海輝が競り合った。決勝点はそこで得たCKの流れから。相馬と望月が投入された特に後半13分以降、両サイドへの長いボールで揺さぶる場面が続いた。じわじわとかけた圧力が、最後に実った。
大胆な攻撃は、最近の町田に足りなかった展開だった。きっかけは3試合前の川崎戦。縦パスをカットされた後にカウンターを受け、3―5で敗れた。以来、慎重な攻撃が続き、川崎戦後の2戦はいずれも引き分けで終えた。
それがこの日は、前半から昌子とDF中山雄太らが積極的にサイドへパスを散らした。MF下田北斗は「押し込んだ時にサイドを変えることを意識した。(チームが)点を取るモードになれた」。1得点だけだったが、決定機を何回もつくった。
町田は6~8月、リーグ戦で8連勝し一時は暫定首位に立った。原動力は、両サイドを広く使う攻撃。この日の岡山戦は当時のように相手を押し込む展開に持ち込んだ。
勢いに乗っていた頃の戦い方を取り戻した町田。残り6試合で上位に食らいつく。(藤野隆晃)