◇国内女子◇ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン 初日(26日)◇利府GC (宮城)◇6590yd(パー72)◇晴れ(…

ティペグを挿すところから穴井詩の“戦い”は始まっている

◇国内女子◇ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン 初日(26日)◇利府GC (宮城)◇6590yd(パー72)◇晴れ(観衆2611人)

“魔女の一撃”は、悪夢のような記憶が薄れてきたころにやってきた。穴井詩は18位で終えた前週「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」の開幕前日にぎっくり腰に見舞われていたという。

「10年前の時は車から降りた瞬間だった。今回は靴下」。宿で準備をしていた時に激痛が走り、プロアマは欠場を余儀なくされた。「歩けはしたので、ハリを打ってもらったりしながら」と懸命なケアで本戦出場につなげ、2日目のラウンド後に行われたドラコン大会にも参加した。

「67」で5人が並ぶ首位と好スタート

前週は欠かせなかったサポーターも、今週は外してプレーできる状態に。「あんまり若い子に共感してもらえなくてちょっと恥ずかしいけど、今はもう完治したと言ってもいいかなぐらい」と話す。外したくないエリアをしっかり避けて1番、2番(パー5)と狙い通りの2連続バーディを先行。ピンそば2.5mに絡めた4番(パー3)も獲ると、後半は上がり3ホールで2つ伸ばした。5アンダー「67」で5人が並ぶ首位タイと今季最高のスタートを切った。

アゲンストの風に苦戦する選手も多かった最終18番(パー5)は、2打で残り100ydのエリアまで運んでから1mに絡めるバーディ締め。「ちょうどよくコントロールできる範囲で振っているので、それが良いんだろうなとは思う」。冷静に分析した一方で、けがの功名とも言うべきラウンドを心底喜んでいいものか…。胸中はちょっぴり複雑だ。

アクシデントを除けば、37歳のフィジカルはいたって健康。「『かみ合えば行ける』と言えるほどの自信はまだないけど、探り探りで。できる限りのことをしていい結果を出せたら良いなとは思う」。謙虚な姿勢で4月「ヤマハレディースオープン葛城」に続く今季2勝目を狙う。(宮城県利府町/石井操)