◇国内男子◇パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ 2日目(26日)◇泉ヶ丘CC(大阪)◇6993yd(パー71…
◇国内男子◇パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ 2日目(26日)◇泉ヶ丘CC(大阪)◇6993yd(パー71)◇曇り(観衆1838人)
「この何年かで、一番しゃべったラウンド」と話す、小平智の表情はなごやかだ。今週の予選は57歳の谷口徹と2021年「ブリヂストンオープン」以来の同組プレー。若手のころから目をかけられてきた大先輩に対して「僕は盛り上げ役。気持ち良くやってもらわないと」と話し、談笑しながらフェアウェイを歩く場面が多く見られた。
そんな表情とは対照的に、前半インコースを回る小平の心中は穏やかではなかった。グリーン上で苦しみ15番までパーを並べ、16番(パー3)で3パットのボギー。「ずっとバーディパットを外したり(カップに)蹴られたりしていたので、フラストレーションが溜まっていた」と、3打差でスタートした首位の背中が遠ざかった。
停滞した状況を、後半4番(380yd)のスーパーショットで打開する。フェアウェイから60度のウェッジで放った2打目が85yd先のピンに吸い込まれるショットインイーグル。「ずっとイライラしていたけど、あれで流れが変わってくれた」と息を吹き返し、以降も上り2連続を含む3バーディを重ねた。後半に5つ伸ばす「67」で通算10アンダーに伸ばし、首位に2打差の8位で週末に入る。
8月下旬「ISPS HANDA 夏の決戦・誰が一番強いんだトーナメント」で7年ぶりの優勝を遂げ、現在の賞金ランキングは7位につける。復帰を目指すPGAツアー最終予選会(12月11~14日)のエントリーには、11月20日開幕「ダンロップフェニックス」終了後のランク1位が条件だ。現状では2次予選会(12月2~5日)から加わることになり、国内ツアーのラスト2戦(カシオワールドオープン、ゴルフ日本シリーズJTカップ)の欠場も覚悟しているだけに「あと3勝はしたい」と意気込む。
久々にプレーをともにした谷口からは学びもあった。「前回よりもショットが良くなっていたし、アプローチとパターも上手い。あの年でも変わっていけるという姿を見られたのは刺激になった」。36歳での米ツアー再挑戦をモチベーションに、まずは上位で進む週末に全力を向ける。(堺市南区/塚田達也)