中継ぎとしてデビューで“一発回答”した佐々木(C)Getty Images どうにもブルペン陣が締まらない。ワールドシリ…

中継ぎとしてデビューで“一発回答”した佐々木(C)Getty Images

 どうにもブルペン陣が締まらない。ワールドシリーズ連覇に向け、“世界一軍団”ドジャースの課題が浮き彫りになっている。

 現地時間9月24日に行われたダイヤモンドバックス戦で、ドジャースは3点をリードした8回裏にリリーフ登板をしたアレックス・ベシアとエドガルド・エンリケスが打ち込まれて3失点。4点差をひっくり返されてサヨナラ負けを喫した前日を彷彿とさせる展開となった。

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 もっとも、この試合では10回表にトミー・エドマンが放った決勝打を守り切って、辛くも勝利を掴み取った。だが、接戦になると脆さを露呈してしまっている中継ぎ陣の状態は、ワールドシリーズ連覇の期待がかかるポストシーズンに向け、不安が拭いきれないままとなっている。

 いかに歯車が狂っているかは数字が如実に物語っている。直近約1か月間の中継ぎ陣の防御率は、なんと5.36。被打率こそ.213と決して悪くはないものの、与四球率はリーグトップの14.1%と“自滅”している感が否めない。デーブ・ロバーツ監督が「カウントを悪くして、四球や死球が増えている。それは、投げることを怖がっているか、慎重すぎるかのどちらか。つまり、自分のピッチングに“確信”が持てていないってことだ」と嘆くのも無理はない。

 球団OBで、往年の名投手でもあったオーレル・ハーシュハイザー氏が、地元局『Sports Net LA』の解説で「今はどうしても最後の数イニングが越えられない。あんな状態で成功するはずがない」と憂うリリーバーたちの苦境は、奇しくも先発から配置転換された投手たちの輝きをより眩いものにしている。24日の試合では佐々木朗希とクレイトン・カーショウがそれぞれ1イニングを無安打無失点と好投。その存在感を強めた。

 とりわけ佐々木は圧巻だった。5月中旬に「右肩のインピンジメント」が判明して以来、マイナーで調整を続けていた23歳は、試合前にメジャーロースターに復帰。中継ぎとしての役割が期待された中で、平均球速98.3マイルの4シームを軸とした投球でダイヤモンドバックス打線を圧倒した。

 現地メディアでも「救世主」としての期待が高まっている。ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』のノア・カムラス記者は「今シーズンでロウキ・ササキがこれほど優れていて、自信に満ちた姿を見せたのは初めてだ。来るポストシーズンではドジャースのブルペンの強力な武器になるだろう」と予測した。

 果たして、ドジャースは一つの敗戦が重くのしかかる短期決戦に向け、いかなるブルペン陣を構築するのか。デーブ・ロバーツ監督をはじめとする首脳陣の決断が注目される。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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