マイナーで技術を磨いた佐々木。その真価が問われている(C)Getty Images 令和の怪物に“挽回”のチャンスが舞い…

マイナーで技術を磨いた佐々木。その真価が問われている(C)Getty Images
令和の怪物に“挽回”のチャンスが舞い込む。
現地時間9月21日、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は、マイナー(3A)で調整を続けている佐々木朗希について「彼はアリゾナに(飛行機で)来て、我々に会うことになるだろう」と明言。最短で現地時間9月24日のメジャー復帰を示唆した。
【動画】佐々木朗希がメジャー復帰へ!5度目のリハビリ登板で三振を奪うシーン
今年5月中旬に「右肩のインピンジメント」が判明した佐々木は、現地時間8月14日にマイナーで実戦復帰。そこからの4登板では、防御率7.07、WHIP1.79、奪三振率5.14と成績が低迷。4シームの平均球速も94.3マイル(約151.7キロ)にまで落ち込んでいた。
しかし、5度目の登板で5四死球と制球面で一抹の不安を残しながら、100マイル(約160.9キロ)を連発するなど最速100.6マイル(約162キロ)を計測。平均球速も98.5マイル(約158.5キロ)に到達し、佐々木の“生命線”は甦っていた。
21日の3Aでのタコマ戦で中継ぎとして登板。1回を3者凡退に抑える好投を見せた。以前から「メジャーリーグと3Aでは重視する点が全く違う。それは当然。ロウキが3Aで好成績を残し、圧倒的な投球を見せることが、我々が期待すべきことだ」と“実力不足”を指摘していたロバーツ監督は、支配力を発揮し始めた剛腕を戦力として考慮する形となった。
もっとも、ジャイアンツ戦後の会見で「我々は(引き続き)試合に勝つ努力をしていく。ロウキにとってリリーバーとしては3度目になるし、メジャーでは初めての登板になる。彼をロースターに入れることについて、我々はまだ決断しなければならない」とも強調。ロバーツ監督は、依然としてポストシーズン用のロースターに佐々木を含めるかは慎重な姿勢を見せている。
ただ、球速が上がらずに暗中模索の日々を送った夏場以上にメジャーでの可能性が高まっているのは間違いない。米誌『Sports Illustrated』は「ドジャースはササキが投球の感覚を掴むまでの間、忍耐強く対応してきた」と指摘。マイナーでの研鑽を評価した上で「ドジャースの投手顧問を務めるロブ・ヒルと時間を共にし、球速を上げる術を磨いたササキは、メジャーでの結果次第でかつて示した期待に応え始めるだろう」と論じている。
おそらく本人が目指す境地にはまだまだかけ離れている。しかし、マイナー降格の挫折を味わった23歳は、完全復活に向けた一歩を歩みだそうとしている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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