驚愕のラストスローが会場を揺るがせた。東京2025世界陸上の女子砲丸投決勝で、オランダのジェシカ・シルダーが最終投擲で金…

“驚愕のラストスロー”が会場を揺るがせた。東京2025世界陸上の女子砲丸投決勝で、オランダのジェシカ・シルダーが最終投擲で金メダルを手にした。準優勝はアメリカのチェース・ジャクソンであった。ジャクソンは連覇を狙っていたが、あと一歩及ばなかった展開であった。

シルダーは決勝の最終投擲で20.29メートルを投げて、一気にトップに躍り出た。それまで5投目まででの記録は19.51メートル。ジャクソンは最終ラウンドで20.21メートルを投じて善戦したものの、シルダーとの差はわずかに及ばなかった。ニュージーランドのマディソン=リー・ウェシュが、1投目で20.06メートルを記録し、銅メダルを獲得している。

シルダーは、これまで世界陸上でのメダルは銅のみであったが、ついに頂点に立つこととなった。ジャクソンは2連覇の期待の中、最後の投擲で力を見せたが、金メダルには届かなかった。

文:SPORTS BULL(スポーツブル)編集部