サッカーJ3の高知ユナイテッドSC(高知U)は20日、高知県庁で記者会見し、秋田豊監督(55)による選手やスタッフへの…
サッカーJ3の高知ユナイテッドSC(高知U)は20日、高知県庁で記者会見し、秋田豊監督(55)による選手やスタッフへのパワハラ5件を認定した調査結果を発表した。前日に辞意を表明した秋田監督との契約を解除し、山本志穂美社長(60)も監督任命などの責任を取って辞任する意向を示した。
調査結果は、パワハラ問題を巡って高知Uが設置した弁護士で構成する特別調査委員会が報告書としてまとめた。
報告書によると、秋田監督は足の痛みを訴えた選手を「さぼろうとしたのではないか」などと全体ミーティングで追及したり、スタッフのウォーミングアップを「つまらない」と評したりした。
また組織の問題として、選手やスタッフの適切な相談窓口となるべき部署が機能せず、自浄作用も欠如していたことなども指摘した。
高知Uは結果を受けて、社内外に相談窓口を設け、定期的な面談を実施するなどして再発防止を図るとしている。
会見で山本社長は「クラブ、サポーター、関係者が一丸となって戦う体制を構築できなかった責任を重く受け止めて辞任を決意した」と述べ、「高知県初のJリーグチームとして応援いただいている中、お騒がせする事態を起こし、心よりおわび申し上げる」と謝罪した。
社長辞任の時期は、問題に対処して後任が決まった後とし、その後はオーナー兼取締役の立場で支えるという。
高知Uは19日付で、秋田監督を公式戦8試合出場停止(休養中に消化)、山本社長を減給2分の1(3カ月)、強化部長らを戒告とする処分をした。(斉藤智子)