現地９月１９日、イングランドFA女子スーパーリーグの第3節が行われ、マンチェスター・シティWFCが５１でトッテナム・ホ…
現地９月１９日、イングランドFA女子スーパーリーグの第3節が行われ、マンチェスター・シティWFCが５−１でトッテナム・ホットスパー・ウィメンに大勝。なでしこジャパンの藤野あおばが“弾丸ミドル”で今季初ゴールを記録した。
開幕戦で王者チェルシーに黒星（１−２）スタートも、第２節で藤野のアシストから長谷川唯の決勝ゴールで２−１勝利を収めたマンチェスター・シティ。この日も長谷川と藤野がスタメン出場し、古賀塔子がセンターバックで出場したトッテナムに立ち向かった。
その試合を動かしたのが、藤野だった。前半２３分、左サイドからの味方の横パスを足を伸ばしてトラップ。ゴール中央で前を向くと、すぐに右足アウトサイドパスでカディジャ・ショーとワンツーの形でボックス内に侵入する。そのリターンパスを完璧なファーストタッチで止めると、すぐさま右足を鋭く振り抜き、豪快なシュートをゴールに突き刺した。
ゴール前のわずかなスペースの中で優れたアジリティ（敏捷性）を発揮し、古賀を含めた相手ＤＦ陣３人のタックル＆ＧＫが伸ばした左手を突破するミドルシュート。能力の高さが際立つ藤野の今季初ゴールで先制したマンチェスター・シティは、そこからゴールラッシュを続け、藤野のドリブルからの奪ったＰＫも含め、最終的に５点を奪った。
■「強いし、うまい。さすがです。」
この藤野の豪快な今季初ゴールに対して、ＳＮＳ上には「スーパーゴール叩き込んだ！」「まさに圧巻の一撃」「強いし、うまい。さすがです。」の声。さらに黒星を喫した開幕戦で藤野が欠場していたことから「藤野あおば=勝利の女神説」とのコメント。そして試合を通しての藤野の働きぶりに「完全にシティの右サイドの顔になったね。キレが違うわ」「長谷川唯は勿論、藤野もワールドクラスな選手になったな」と称賛のコメントが寄せられた。
２０２２年になでしこジャパンデビューし、すでに常連メンバーの一人となっている藤野だが、まだ年齢的には２１歳だ。マンチェスター・シティ加入１年目の昨季はリーグ戦１７試合出場で１得点だったが、その１年を経て大きく進化。開幕からゴールに絡む働きを見せている今季のさらなる成長と活躍が、非常に楽しみだ。
