◇国内男子◇ANAオープン 2日目(19日)◇札幌GC輪厚コース(北海道)◇7066yd(パー72)◇晴れ(観衆166…
◇国内男子◇ANAオープン 2日目(19日)◇札幌GC輪厚コース(北海道)◇7066yd(パー72)◇晴れ(観衆1669人)
3年前、大槻智春は大会史に残るショットで勝負を決めた。2022年最終日、通算19アンダーの首位で並び突入した石川遼とのプレーオフ。1ホール目で残り130ydからPWでの2打目をカップインさせ、圧巻のイーグルでタイトルを手にした。
奇跡的な一打のイメージが同じようにわくことは「ないですね。もう、ないですよ」と笑いつつ、この日も最終18番で見事なフィニッシュを決めた。上空が木の枝に遮られた、ラフからの2打目を3段グリーン目がけて低く打ち出す。「奥の段で少し戻ってくれば…」という狙いを持ったボールはピン右奥4mにピタリ。バーディ締めによる「66」でまとめた。
6位スタートを切り、風が穏やかだった前半こそチャンスを生かせない展開が続いたが、9番(パー5)のイーグルで「少し流れに乗れた」。5Wでピンそば3mに2オンさせて1パット。難関パー3の11番(パー3)、13番もバーディを決めた。6位からのスタートで通算10アンダーの2位。首位に立つ金谷拓実に1打差で週末を迎えられる。
2023年の「パナソニックオープン」でツアー通算3勝目。昨年の賞金ランキングは初めてシード選手としてプレーした19年以降、ワーストの36位だった。35歳になって迎えた今季は「あまり喜怒哀楽もせず、ストレスを抱えないように。練習ラウンドのやり方、練習量をちょっとずつ変えている」とオンとオフをうまく切り替えながら日々を過ごす。持ち味のショットは安定し「毎週、パターが入るかどうか」で成績が上下する状態。「毎年、あまり好きじゃない…」という酷暑続きの夏が終わり、2年ぶりのツアー優勝も視界に入ってきた。
「良い位置で3日目を終えられたら、4日目にしっかり上を狙っていければいい」と表情はきょうも穏やか。3年前に下した石川は2ストローク後ろにいる。「やっぱり遼が上に来ると、大会自体もすごく盛り上がる」。再戦も望むところだ。(北海道北広島市/桂川洋一)