◇国内男子◇ANAオープン 2日目(19日)◇札幌GC輪厚コース(北海道)◇7066yd(パー72)◇晴れ(観衆166…

石川遼は今季初勝利へ3位で週末に向かう(C)JGTOimages

◇国内男子◇ANAオープン 2日目(19日)◇札幌GC輪厚コース(北海道)◇7066yd(パー72)◇晴れ(観衆1669人)

折り返しの9番(パー5)、石川遼のバーディパットはカップの右フチに蹴られた。1.2mのチャンスを外して両ひざを折る。直前の8番(パー3)では2mほどを外し、10番では「自分の中ではもう100点」の2打目でピンそば2.5mにつけながらパー。11番(パー3)も3m弱のパットがカップ際を通過した。

序盤5番(パー5)までにバーディを3つ奪ったリズムは中盤、いつ崩れておかしくなかった。トップ10入りがまだ1回というシーズンを考えればなおさらだ。その停滞ムードを石川は自ら打破する。後半12番(パー5)、1Wでドローボール、3Wでフェードボールを繰り出し2オンに成功。10mのイーグルパットはピンに当たり、2パットバーディを決めた。

5mを沈めた14番で5つ目をマークし「67」。終盤17番(パー5)ではUTでの2打目を左の林に突っ込みながら、3オンさせてパーを拾いノーボギーで回り切った。「これだけチャンスを多く作れたのは良かった」という言葉通り、2022年11月「カシオワールドオープン」第3ラウンド以来、3シーズンぶりに18ホールでパーオンに成功した内容に胸を張る。

2日目は5バーディ「67」でプレー

チャンスを逃した8番、11番はそれぞれ実測値で228yd、226ydと距離のあるパー3。いずれも右サイドに切られたピンをシャープなドローで攻めた。「ベタピンは望んでいない。ミスショットをなるべくしないようにと思う場面。(残ったラインが)下りで強く打てないところだったが、短いバーディパットを打てたことが自分の中では評価が高い」とショットの出来に納得した。

通算8アンダーで3位での折り返しは、予選ラウンドを5位で通過した開幕戦「東建ホームメイトカップ」を上回る今季ベストの決勝ラウンド進出のポジション。「風が吹いた中でも自分のスイング、弾道をしっかり使ってプレーできたのも良かった。自分が気付かないうちに『ちょっとずつ、これができるようになった』と思えることもある。そういった喜びもあるし、課題もテーマもある」と前進がうれしい。

本大会では2015年に優勝、22年はプレーオフ負けで2位。「月並みですけど、チャレンジという感じの一打が続いていく感じ。すごく楽しみです」。輪厚は溜まりに溜まったうっ憤を晴らす舞台にふさわしい。(北海道北広島市/桂川洋一)