聴覚障害者の国際スポーツ大会「東京2025デフリンピック」が11月に開催されるのを前に、出場する山形県内の3選手が17…
聴覚障害者の国際スポーツ大会「東京2025デフリンピック」が11月に開催されるのを前に、出場する山形県内の3選手が17日、県庁を訪れた。3選手は「支えてくれる方への感謝を忘れず、全力を出し切りたい」と抱負を語った。
出場するのは、いずれも酒田市出身で、水泳の斎藤京香選手(24)、京香選手の弟で陸上の斎藤丞(たすく)選手(23)、2人のいとこでサッカーの斎藤心温(しおん)選手(24)。
京香選手は3大会連続出場。前回は女子100メートルバタフライで金メダルを獲得した。「自己ベスト更新と2個以上のメダル獲得が目標。自分を信じて精いっぱい頑張りたい」と話した。
1500メートルと5000メートルで初出場する丞選手は「今までの人生で最高の舞台。決勝に進めるよう最高のパフォーマンスをしたい」と笑顔を見せた。
心温選手は「目標はもちろん世界一。代表選手に選ばれたのは東北でただ一人なので、東北代表としても頑張りたい」と意気込みを語った。
応対した吉村美栄子知事は「出場おめでとうございます。山形県民みんなで応援するので大活躍してください」とエールを送った。
デフリンピックは4年に1度開かれ、日本での開催は今大会が初めて。11月15日に開幕し、26日まで東京のほか静岡や福島で21競技が行われる。70~80カ国・地域から約3千人の選手が参加する予定だ。(斎藤徹)