◇国内男子◇ANAオープン 事前情報◇札幌GC輪厚コース(北海道)◇7066yd(パー72)シーズン2回目の予選落ちを喫…

◇国内男子◇ANAオープン 事前情報◇札幌GC輪厚コース(北海道)◇7066yd(パー72)
シーズン2回目の予選落ちを喫した2週前の「ロピアフジサンケイクラシック」の直後、岩崎亜久竜は結婚したばかりの夫人に髪を切ってもらった。Amazonで購入したバリカンで長さを残してカットするようお願いしたはずが、「いつの間にかモヒカンみたいになって」最終的には丸刈りに。前年王者には期せずして“気合十分”な雰囲気が漂う…。
1年前に2023年「日本オープン」に続くツアー2勝目をマークした大会。2000万円の優勝賞金以外にかかる副賞はことしも魅力的で、ANA国際線ファーストクラス・ペア往復航空券や海産物セットや花束も、新婚夫婦にはピッタリと言えそう。そしてことしは新たに、とっておきの体験型ギフトが用意された。
一昨年にオープンしたコース近郊の「エスコンフィールドHOKKAIDO」は言わずと知れたプロ野球・北海道日本ハムファイターズの本拠地。今大会の勝者には来年、当地でのパ・リーグ公式戦ファイターズ主催試合でのファーストピッチ(始球式)の権利と、プレミアムルームでの観戦券が与えられる。
ゴルフ以外のスポーツ歴はテニスを少々…という岩崎も野球観戦は大好き。しかもファイターズファンであるどころか、清宮幸太郎内野手と親交がある。「スポンサーさんの関係で知り合って、2、3年前から毎年12月にプライベートでラウンドしています」という間柄だ。
今季初勝利を狙う試合には「ディフェンディングチャンピオンで(前回大会と)同じコースでプレーするのは初めて」という独特の緊張感も漂う。「去年はすごくパッティングが良かった。なかなか難しいコースですけど、良いイメージもあるので頑張りたい」と力を込めた。連覇でマウンドに上がり、清宮選手が打席で迎えてくれる、なんて共演ができたら最高…! 始球式のはずだが、「抑えます」となぜか自信ありげに言った。(北海道北広島市/桂川洋一)