◇米国女子◇クローガー・クイーンシティ選手権 presented by PG 3日目(13日)◇TPCリバーズ・ベンド(…

山下美夢有が首位と2打差3位から今季2勝目のチャンス

◇米国女子◇クローガー・クイーンシティ選手権 presented by P&G 3日目(13日)◇TPCリバーズ・ベンド(オハイオ州)◇6876yd(パー72)

最終18番(パー5)、山下美夢有の2打目はフェアウェイのど真ん中からグリーンにも届く距離だった。それでも、あえて左手前のコレクションエリアの方向に打った。「きのうと同じライやったんで」。前日はフェードをかけて2オンを狙ったショットが右の木に当たり、2度のアプローチを強いられて何とかパーを拾っていた。

最終18番はディボットに入った状態からのアプローチ

「保険をかけて、左の方が絶対いいなって」。しかし、イメージ通りの場所に運んだはずが、ボールはディボットに入る不運。ただ、山下は確信していた。「これやったら、打てるなって。ディボットからも練習はしていたので」と平然としたもの。抜かりない事前準備。今週はウェットなコースコンディションだが、プリファードライが適用されず、修理地の救済などもない。18番のグリーン左手前のような外しどころでは、劣悪なライからアプローチをするシチュエーションも覚悟していたという。

58度のウェッジを使ってあっさりボールを拾った寄せは、尾根の手前にキャリーさせ、あとは強い傾斜に任せるところまでパーフェクト。この日7個目のバーディで締めくくった。

ショット精度が光る7バーディ

首位と2打差3位に迫る「66」は、中盤のピンチを乗り越えたシーンも含めて全英覇者の強さを感じさせるもの。5つ伸ばして迎えた11番(パー5)で1m強のチャンスを外し、12番(パー3)で行ってはいけない左奥に外して最初のボギーを喫した。13番も左ピンの左に外すミスが続きながら、2mほどのパーパットをねじ込んで耐えた。

「ラッキーというか、うまくパーセーブできたので流れをつかめた」とうなずきつつ、縦幅が狭いエリアに切られたピンに対する攻め方の反省は忘れない。「やっぱり、(クラブが)ちょっと上から強く入ってしまっているのかな。もうちょっと、スピンコントロールとか(徹底して)やっていけたら」と続けた。

予習も復習も欠かさない

コースへのアジャスト、技術の追求など地道な積み重ねによって着実に階段を上っていく24歳。8月のウェールズの歓喜から、早くも訪れた2勝目のチャンスに「伸ばし合いの戦いになるので、やっぱりいかにバーディを決めるか。最後はパターかなと思うので、集中力を高めて頑張りたい」と勝負師の顔になった。(オハイオ州ハミルトン タウンシップ/亀山泰宏)