◇米国女子◇クローガー・クイーンシティ選手権 presented by PG 初日(11日)◇TPCリバーズ・ベンド(オ…

渋野日向子は2度のバウンスバックでモチベーションもキープした

◇米国女子◇クローガー・クイーンシティ選手権 presented by P&G 初日(11日)◇TPCリバーズ・ベンド(オハイオ州)◇6876yd(パー72)

後半10番、セミラフからのセカンドショットをグリーン左に外した渋野日向子はこぶしで太ももパチン!とたたいた。チャンスを決めきれなかった前半はバーディが8番(パー5)のみ。ショットの感触が悪くない中で、時折タイミングの問題で左に飛ぶ当たりだけは気になっていた。10番で出た引っ掛けは、9番でパッティングのミスから最初のボギーを喫した直後。大事な場面と分かっているからこそ許せず、感情があふれた。

中盤から出入りの激しい展開に

痛恨の2連続ボギー。イライラする自分に必死で言い聞かせた。「11番のパー5で獲り切れなかったら、本当に戻ってこられない」――。1Wのドローボールから2打目をグリーン右手前まで運び、左奥ピンの奥1mに寄せて狙い通りのバウンスバック。「やっぱり、11番のバーディが大きかった」と振り返る。

初日2アンダー。粘りが光った

息を吹き返して迎えた12番(パー3)は、6Iのティショットが「めちゃくちゃ完璧。あれは今日イチだった」。左の傾斜を使って奥のピンに寄せるプランを見事に遂行してタップインでバーディを決めた。左から4ydというピンの左側、狭いエリアを攻め込んだ14番のセカンドでは冷静なジャッジもかみ合う。左に飛びやすいつま先上がりのライで、その分だけしっかり右を向いて打ったから、ニアサイドに外す恐怖もなかったという。このホールを獲り、15番では10m近いロングパットを沈めて2連続バーディ。フィールド全体の伸ばし合いに加わっていきそうな気配も漂った。

スコアを落とした後に踏ん張ったラウンド

17番ではフェアウェイバンカーから手堅く右サイドを狙うつもりだった2打目を引っ掛け、左手前の池につかまるダブルボギー。間違いなく痛恨でも、18番(パー5)のバーディ締めが2日目の活力になる。スコアを落とした直後に取り返した2度のバウンスバックは、まさに自分が求めてやまない若々しいマインド。「最後も結構イライラかましてましたけど、11番もそうだし、めちゃくちゃ意味あると思います」とうなずいた。

2日目は午前のティオフ

2アンダー「70」で45位スタート。兆しを感じる後半の5バーディにも、長くもどかしい時間を送ってきたシーズンを思えば「次の日になかなか続けられないのが今年の感じ」と慎重な口ぶりにもなる。そんな自分を奮い立たせるように続けた。「でも、ちょっとでも自信を持ってピンを狙っていきたい。もう、怖がりたくはないな、と」。まずは予選通過がかかる2日目へ気合を入れた。(オハイオ州ハミルトン タウンシップ/亀山泰宏)