先制二塁打を含む3安打1打点と躍動したドジャース・パヘス(C)Getty Images ドジャースは現地時間9月10日の…

先制二塁打を含む3安打1打点と躍動したドジャース・パヘス(C)Getty Images
ドジャースは現地時間9月10日の本拠地ロッキーズ戦に9-0で大勝。同一カード3連戦3連勝のスイープで、4連勝を飾り、ナ・リーグ西地区の優勝マジック「13」を再点灯させた。
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14安打9得点の打線に火をつけたのは、24歳の若武者だった。2回一死一、二塁の得点機。「7番・左翼」で先発出場したアンディ・パヘスは、4球目のストレートを叩くと、打球は左中間フェンスを直撃した。打球速度109.2マイル(約175.4キロ)、飛距離383フィート(約116.7メートル)。あと少しで本塁打の先制タイムリー二塁打だ。
4回に右前安打を放つと、8回はカーブを右前に運び、この回一挙5得点の呼び水となった。3安打1打点2得点の活躍を日米ファンも大喜び。SNS上では「パヘス、やってくれた」「こういう若い選手の活躍がチームに勢いをもたらしてくれる」「素晴らしい」といった称賛の声が上がった。
打率.273、24本塁打、80打点に13盗塁。得点圏打率.315の勝負強さも兼ね備え、外野守備でもセンターを中心に、再三の美技を見せている。その一方で、イージーミスがクローズアップされることも、しばしばだ。
ただ、トータルでは堂々たる数字。だからこそ「彼はもっと称賛されるべきだ」「いくつかミスをしているけど、誰もがそうだ」「パヘスの存在は大きいよ」と擁護するコメントも多い。
試合後に地元放送局『SportsNet LA』などのインタビューに応じたデーブ・ロバーツ監督は「テオスカー(ヘルナンデス)やアンディ(パヘス)も上向きになってきていて、打線に厚みが出てきました。投手にプレッシャーをかけられる形になってきていますし、トミー(エドマン)が復帰したのも心強い」と手応えを感じている様子だった。
粗さも抱えながら、若さならではの勢いと存在感は、スター軍団の中でも光るパヘス。背番号44の躍動が、ドジャースのカウントダウンをさらに加速させる。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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